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【保護者向け】受験に失敗しやすい特徴3選と対処法①【2021中学受験より】

突然ですが、問題です。

次の中から、塾講師が最も困る生徒を選びなさい。

①.授業中に騒ぎ立て、授業を妨害する生徒。

②.何度言われても、宿題をやって来ない生徒。

③.テストの点数や宿題について、嘘を付く生徒。

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こんにちは、たんずです。
私は塾講師歴10年の現役塾講師です。
2020年度の春頃からZoomにて授業を提供しており、そこから見えた受験メソッドをお伝えしていきます。
私の主観が大半、客観的事実が大半、偏見が3%にて構成されてる記事ですので、その点はあしからず。
もし少しでも役に立ったと思ってくれた方はスキとフォローをお願いします。

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上記のクイズを、いつかの小学校6年生にしたことがあります。

正答率は80%でした。

正解は③です。嘘をつかれるのが一番困ります。

テストの点数や、学習の進捗などの予測が立たないためです。

日常の小テストでは、高得点でも、実力テストでは・・・ということですね。

実力テストなら、まだマシですが、入試本番だと洒落になりません。

というわけで、今回は受験に失敗しやすい特徴の内、

代表的な3つのケースを紹介します。

受験に失敗しやすい特徴3選

まずは結論から述べます。

それぞれについての解説は後述します。

①小テストの点数や、勉強内容、時間について嘘を付く
②親から自立せず、自分で考える力が足りない
③自分はなんとかなる、と現実から目をそらす

自分で書いていて、辛辣だなぁと思う一方で、

受験はそんなに甘くない。

受験の世界はもっと辛辣で、厳しい。

少しでも、何かプラスになれる助言ができますように・・・。

今回は①について、考えを述べていきます。

②、③は別記事て紹介しますね。(長くなりそうなので)

小テストの点数や、勉強内容、時間について嘘を付く

さぁ、まずは大問題から取り上げましょう。

意外と、このタイプの生徒さんは多いです。

多かれ少なかれ、周囲の大人の期待に応えようとして

嘘の申告をしてしまったり、見栄を張ったり、

ひどい場合だと、カンニングをしてしまったり。

でも、ある程度は仕方がないと思います。

まだ精神が未熟な子どもですし、どのお子さんにもこの時期はあります。

大切なのは

そんな嘘は受験では通用しなく、全く自分のためにならない

ということを自分で気がつくこと。自覚すること。

「嘘をつける環境下が悪い」「もっとしっかり管理しろ」

というお声もあるかもしれませんね。

ですが、ギチギチに管理しても成績は伸びません。

(そもそも子どもも嘘をつく際には虚実を交え、バレないように工夫をしますし

蓋を開けてから、あれ?と違和感を感じるケースも少なく無いです。)

ギチギチ管理のデメリットは②の考察で述べます。

嘘を付く子への対処法

見つけた時の初動が最も大切です。

基本はバレるまで、子どもは嘘をつき続けてしまいます。

なので手遅れになる前に、あれ?という違和感を感じたら、

すぐにお子さんに聞いてみましょう。

ここが難しいポイントですが、

あまり信用しすぎてもいけませんし、

疑いすぎても良く無いです。

そして、お子さんが嘘を認めたタイミングで

なぜ嘘を付くと良く無いのか?

という理由をしっかりと伝えてあげてください。

思いっきり感情的になると、逆効果になる可能性が高いです。

冷静に、子どもの気持ちを汲み取りながら、

「気持ちはわかる」「でもあなたのためにならない」と伝えてください。

嘘をつく子どもは、多かれ少なかれ、保護者や先生への恐怖感を抱いています。

(現に私がそうでした。昔は悪い点数のテストをライターで燃やしました)

そのようなお子さんに、感情をぶちまけることは、

さらに恐怖感を増長し、状況は悪化する一方です。

子どもを精神的に大人にすることの大切さ

おそらくこの内容は今後も繰り返すと思います。

が、何度も伝えていきたい事実があります。

精神的に成熟している(=大人)子どもが受験では強いです。

受験とは単なる学力の勝負ではなく、

精神力が大きく関係していきます。

以前の記事でも紹介しましたが、

生徒を大人のように扱うこと

これは先輩講師から教わった、大切な考えです。

子どもを子ども扱いしているうちは、著しい成長は厳しいかもしれません。

叱るときは、感情的に叱るのではなく、

しっかりと子どもでも納得できる理由付けが大切なのですね。

(私はテストの点数が悪かった際に、灰皿を投げつけられました笑)

この考え方が、受験で勝てる子どもの育て方の根幹にあると思います。

終わりに

この記事を読んでくれている、大人(であろう)皆さんは嘘をつきますか?

嘘も方便、という言葉が示すように

全て本音で生活をすることは、きっと不可能だと思います。

全く嘘をつかなくても生きていける、社会生活を営める

そんな人がいたら、羨ましいですね。

でも、きっと孤独な人なのかな?という偏見があります。

嘘は社会生活を営む上での必要悪だ、と私は考えます。

しかし、

受験には、絶対に不要です。絶対に。

うまく未来の受験生たちに伝わるといいなぁ・・・。

大人になること、の結論はこちら


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