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一つずつ揃えていきたいとっておきのガーデニングツール

「とっておき」にできる
お庭の道具の揃え方 

お庭いじりが楽しい季節。のんびり過ごすリラックスタイムもしっかり確保して「お庭があって良かった。」と感じていただきたい秋です。そのためには、ガーデニングの効率をアップさせてくれる道具の選びも必要かもしれません。『弘法筆を選ばず』とはいいますが、道具は勢いで揃えてしまうと使い心地が悪かったり、あまり使う機会がなく、気が付けば収納がごちゃごちゃとしてやる気も出ない…なんてことも。おしゃれなお庭を目指す上でも、ガーデニングツールや小物を落ち着いて選びながら少しずつ揃えていくのは良い方法だと思います。
自分が何を持っておくべきなのか、またどんなシーンでどのようなものが必要なのか、というのがはじめはわかりにくいかもしれません。そこで、ガーデニングに使う主な道具について綴ってみたいと思います。

まず、持っておきたい
お馴染みのガーデニングツール


〈ハンドツール〉

片手で握って土を掘ったりする道具。先がとがったものをシャベル(移植ごて)、先がまるく半筒状に近いものをスコップ、との使い分けがありますが、折衷型のデザインも多いです。フォークの併用もおすすめ。

シャベル/とがった先端で地面に刺すような穴掘りが得意。深さの目安になるメモリ付きのものもあり、苗を植える穴を掘ったり、土をすくい運ぶ道具。ステンレスなど丈夫な素材のものが長持ちします。
スコップ/掘った土をすくい出したり、培養土や堆肥などをたっぷりすくって運ぶ作業に役立ちます。軽いプラスチック素材のものも多く、DIYでモルタルやセメントの粉を扱う際にも大活躍。
フォーク/雑木のお庭などの固くなった土壌をほぐしたり、根の掘り起こしや株分けに便利。グサッと土の表面にさし、グイグイと前後に揺らして使います。
他にも、ホー(除草や均し)、レーキ(かき集めや耕し)、草抜き、球根・種の植穴をつくる穴あけ、などなど多種ありますが、大抵の作業はシャベルとフォークで代用可能です。


〈ロングハンドルツール〉

両手で握り立ったままの姿勢で使う長手のショベル・スコップ・フォークなど。体重をかけ踏み込むことで力が入り、固い地面をほぐしたり、広く深く穴を掘る作業には欠かせません。日本では「ケンスコ」「カクスコ」という呼び名がお馴染み。

剣先スコップ/とがった先端を地面に当て踏み込み、サクッと切り込むように掘る道具。

角スコップ/四角い面でより多くの土をすくい運ぶ道具。側溝そうじや道路わきの雑草や堆積した砂ぼこりも根こそぎさらうことが可能。


〈ミドルハンドルツール〉

持ち手がやや長めのミドルサイズのショベル・フォークもおすすめ。地べたに片膝をつき、両手で握り使います。

力が入れやすいため一度使うとお気に入りに。奥行きのある花壇では、手前から奥へと手を伸ばすように使ったり、踏み込んだ足跡を平らにならすのにも使えます。また比較的細い穴が掘れるので部分的な植え替えやちょっとした土壌改良作業にも重宝します。

他にも、じょうろホースバケツ。細枝をさっと切れる程度の剪定ばさみは持っておきたいもの。


お庭づくりの現場目線
本当に使える道具の選び方


1.使い手の体格に合うもの

『大は小を兼ねる』ことばかりではありません。大人用、子ども用、女性用などサイズ違いの商品もあるほど。手の大きさや体格に合った道具でないと使いにくく、危険なこともあります。

2.目的に見合うサイズや重量のもの

作業内容に対するサイズの大小、重さ軽さを考えて選ぶ必要も。例えば長手のショベル。作業エリアに対して道具自体が大きく重いと、持つこと自体が負担になり疲弊するばかり。たとえ丈夫であっても、目的に合わなければ使いこなせないことがあります。

3.より環境にやさしい製品

過酷な環境で使うため消耗も激しいガーデニングツール。取替えや修繕で長く使えるもの、再生品や再生可能エネルギーを利用して作られた製品など、より環境に配慮したものを選ぶようにしたいです。また、錆びたり朽ちかけたりしても、お庭のオブジェやアップサイクルの材料として二次利用することを念頭に選んでみるのはいかがでしょうか?


『弘法筆を選ぶ』の精神で
じっくり実用的な道具選びを

 防犯や、災害の被害を防ぐため、外回りに多くのものを置かない方が良いと言われています。数々のお庭を見てきて本当にその通りだと思います。けれどもお庭やDIYを楽しもうとすると道具は増えてしまうもの。そんな時でも、ペイントやシールなどを使えば道具の一つひとつに統一感を持たせることは簡単です。だからこそ道具を選ぶ際にはデザインや見た目にとらわれすぎず、自分の手にしっくり馴染み使いやすそうな道具、そして気持ちが高まるものを選ぶことが大事です。さらに一つ道具をお迎えする際には収納場所を予め確保したり、どこにどう並べるのかを考えておくことができれば最高です。定位置を決めると探しものをする時間が大幅に省けゆとりが生まれます。実用的な道具が手に取りやすく並んでいるだけで、しあわせな気分になりますし、道具も大事に扱われれば力を十分に発揮できることでしょう。そしてそんな光景は、なんだかおしゃれなお庭だな、と思わせてしまうはずです。



MERRYの公式ブログ
『おしゃれだねといわれる
お庭をつくるアイデアブック』は
毎月おおよそ22日に更新していきます。

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〈メリー〉は使い勝手にこだわった
お庭づくりの現場生まれのホースリール。

お庭時間の充実、
お庭いじりのやる気アップも
ガーデニングの道具の大事な役割です。

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