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「紀伊」〜青春18きっぷの旅〜

-近況報告

旅もいよいよフィニッシュに向かっている電車の中で、このnoteを綴っております。少しだけお金使いすぎたかもなぁ…。と思いながら電車に揺られています。もう疲れすぎたのと、お金が無いのでお土産1個も買えなかったことに反省。でも、思い出話は沢山持ってくるので、それで許して欲しいなと思っています。

さっき、名古屋駅に着いて乗り換えを行ったのですが、1週間前にもここいたんだよな…。早いなぁと感じてしまいました。それだけこの旅が楽しかったんだろうなと思います。この記憶は絶対に消したくない。という思いでnoteを綴っています。

帰りの途中下車で京都に立ち寄ったのですが、予想通り、4時間では足りなかったなと実感しております。行った場所に関しては後日投稿するnoteを是非見て欲しいなと思います。

さて、今回は青春18きっぷの旅3日目に関してです。「紀伊」とタイトルを付けましたが、行った場所が紀伊、つまり和歌山ですね。そこで行った場所などを綴っていこうと思います。

-出発はモーニングのあとで

朝、ぐっすり寝て起床。起きた時には既に7時。サクサクッと準備を済ませて、ゲストハウスから旅立ちました。

出発してから、さすがに朝飯ちゃんと食べてから行かないと今日は辛いぞ…。と思いました。何せ、今日の旅が過去最長、3時間半同じ電車に乗り続けなければならないという、とんでもない予定を立てていたのです。その日の昼は確実にコンビニ飯になることが確定していたので、早いうちにしっかり食べて、元気に出発したいなと思ったのでありました。

そこで、伊勢市駅に行くまでの道のりで空いているお店を探し、無事発見したのでその店に立ち寄ることにしました。着いた時には結構人が居て、人気店なんだろうなと感じとりました。

モーニングのメニューを見て、めっちゃ美味しそうなメニューが沢山ありましたが、それ以上に魅力的なものがありました。それはオムライス。自分、卵を使った料理がとても好きで、特にオムライスは自分の好きな料理トップ10に入るくらい好きでした。

オムライスに惹かれてモーニングメニューを差し置いてそれを注文。出てきた瞬間美味そうな匂いが広がりました。早速食べてみると、もう最高。卵がフワフワ。ちょっとピリ辛に仕上げたデミグラスソースがめちゃくちゃ合っていて、口の中は至高に。朝から気分は最高潮になりました。

-いざ、紀伊半島へ。

朝から最高の気分になり、伊勢市駅へ。運良く駅弁なんかあればいいなとか思っていましたが、なかったので売店のおにぎりとパンを1個ずつ買って、ホームに出ました。3時間半の長旅の前に、この旅では2度目となる「快速」に乗ることに成功しました。

ここで分からない人に説明をしておきます。列車の種別には大きく分けて「普通」「快速」「急行」「特急」の4種類があり、この中で青春18きっぷで乗れるのは「普通」と「快速」と表示されている列車のみです。ちなみに、初乗車は中津川から名古屋(金山)までの区間で乗ったのが始めてでした(記載するのを忘れていました…)。

なかなか乗れない快速で乗換駅である多気駅へ。着いた時には既に自分が3時間半共に過ごす列車が止まっていました。これもせっかくの機会だと思い、列車の顔を撮ってから乗車しました。

車内はクロスシートはなく、全てロングシート。車内はある意味自分に試練を与えるかのような車内。3時間半、揺られる旅がスタートしました。

最初の1時間くらいは車窓を見ながら過ごしました。見える景色は基本的に農村地帯。また、進んでいくうちに、天気は雨になっていきました。今回の目的地も雨が降っていないことを願いながら、進んで行きました。

途中で見えてくる景色の中で一番印象に残ったのは、川の綺麗さ。紀伊半島に入ってから水が綺麗な場所が多いなぁと感じる瞬間が多かったなと思います。特に、撮った写真のようにエメラルドグリーンになっている川もあって、相当水質が良くないとだし、それだけ自然の環境がいいんだろうなと思いました。

通り道で1枚

電車に揺られて、いつの間にか時は経ち11時に。列車は紀伊長島に到着。そこで衝撃的な放送が。

「この電車は11時28分に発車致します。」

着いたのがだいたい11時くらいだったので、約30分の停車。原因はここかよ!と気づきました。自分はこの時間が1番退屈。このタイミングで朝買ったおにぎりとパンを食べました。それをやってもは列車は発車しないので、1回ホームに出て写真を撮りに行きました。外は晴れ。このまま晴れていて欲しいなと願いながら、列車は自分を乗せ、発車していきました。

天気は晴れ。

-1時間で何が出来る??

走り続けて、ようやく海。太平洋が見えてきました。ここまでたどり着くまで本当に長かったなぁ、と実感すると同時に、旅の第2章がここから始まるんだろうなと思いました。

海が見えると、自分の気持ちも自然と明るくなってきました。ずっと海に囲まれて住んでいたからこそ、最近山に飽きていた頃なんだろうなと感じました。

田園風景と海。佐渡を思い出させる。

時刻は13時20分くらい。ようやく約3時間半の列車旅を終えて、辿り着いたのは新宮駅。JR東海と西日本の境目の駅です。ここから先はJR西日本の区間に突入します。

さーて、今回の目的地へ目指そうかな…と思ってた矢先。びっくりした出来事がもう1つ。

次の乗り換え時間まで66分。

1時間足止めを食らうことになっていたのです。ですが、それに関しては百も承知。なので1時間で観光してやろうという気持ちになっていました。

行先は「熊野速玉大社」。世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に登録されている場所のひとつです。バスを使ってすぐに行ける場所なので、向かうことにしました。

バスと徒歩で約10分。目的地に到着。最初は「ここが本当に世界遺産なのか…?」という感じのイメージを持ちました。でも、境内に入ったら全然違いました。まさに世界遺産に相応しい空気感、建築物。素晴らしい場所に来たなと感じ取りました。

熊野速玉大社

時間を気にしながらだったが、しっかりとお参り。境内の全ての神様にお参りすることが出来ました。

そういえばだが、予報では雨予報だったのだが、運良く曇り。これも神様のお導きなのかなぁと考えるようになりました。

その後バスの時間が上手いこと合わなかったので、徒歩で新宮駅まで戻ることに。街並みを見ていると、古き良き雰囲気漂う場所で、居心地いいんだろうなぁと思いました。

-登って、下って

新宮での1時間滞在を終えて、いよいよ真の目的地へ。目的地は那智勝浦。世界遺産「那智の滝」を見に行くために向かいました。

電車に揺られること約20分。紀伊勝浦駅に到着し、直ぐにロッカーに重い重いリュックサックを入れて、バスの場所を探しました。バスを探し終えて、色々話を聞いていると「2時間くらいあってギリギリかなぁ」という話を聞いた。ただ、着いた時間が15時くらいで結構ギリギリな時間。短時間ながらも、しっかりと那智の滝を見てやろうと意気込み、バスへ乗り込みました。

バスの車内にて。

バスで約30分。那智山に到着し、早速観光スタート。登ろうと思った矢先に、あるものを発見。竹棒。これを杖代わりにして登れ、というものなのだろうと思い、1本取って、早速登り始めました。

最初から階段での登り。階段は想像以上に急で、段が多い。地味にキツイやつでした。でも那智の滝を早く見たいことと、もうひとつの隠れた目的のために早く登りました。

ついに登り終えて、那智の滝に付随する目的地「熊野那智大社」に到着。昔に多くの貴族・天皇が訪れたことで有名。そこで天気を合わせてくれたことと、伊勢神宮でもあったが、日々の感謝を伝えた。本当に天気に関しては、神様のおかげで雨が降らずに済んでいるんだろうなと感じていました。

その後、近くにある那智大社の有名なものの一つ「胎内くぐり」をやることに。樟霊社と呼ばれる御神木の中をくぐるというもので、護摩木を持って中に入りました。中は激せまだったけど、ここにも神様のオーラを感じ取り、毎日生きれていることに感謝しないといけないなぁ…。感じ取りました。また、護摩木にはある願いごとを書きました。

胎内くぐりの途中で1枚。

「関わりがある人全員幸せになれますように。」

そんな思いを込め、胎内くぐりをしました。自分に関わりがある人皆んなに御利益があることを願っています。

那智大社の参拝を終え、いよいよ那智の滝へ向かうことに。その道中で三重塔を見掛け、これは入っておかないと…。ということで、入りました。

入るとまさかのエレベーター。これには少しびっくりしましたが、バリアフリーの一環なんだろうなと思いながらエレベーターに乗り込み、最上階へ。最上階からは那智の滝が一望。ほんと素晴らしい場所に来たなと感じました。写真に収めたものの、これは絶対近くで見た方がいいなと思い、中の芸術品を全て見て、すぐに那智の滝へ向かいました。

その途中に、熊野古道を感じる場所が。後日になってわかったのですが、那智山の裏参道を使って、那智の滝へ向かっていたのです。険しい下り坂。杖がなかった間違いなく終わっていただろうなと感じました。けど、紀伊半島の自然の良さ。これぞ世界遺産に登録されるだけの価値がある場所であると言わんばかりの景観を見ることが出来ました。

サンダルで行ったら間違いなく即死ですね(笑)。それくらい険しい場所だったので、履きなれた靴で行くことをおすすめします。

かなり急な角度。自然も豊か。

-壮大さと雄大さ

困難な石段を下りきり、いよいよ那智の滝へ。鳥居をくぐるとまた石段…。ま、この後の目的のためにはちょうどいいかと思いながら石段を下っていきました。

そして、ようやく見えた那智の滝。最初に感じたのは壮大さと雄大さ。今まで見た滝の中で1番規模が大きく、力強いものを感じました。滝つぼまで行ったら間違いなく即死だなと思いました。

日々の感謝をしっかり込めてお参り。何よりここに導いてくれたことに感謝を1番に伝えました。帰り際に御守りを売っているところがあったので、御守りを1つ購入し、那智山を下山しました。

下山途中に、雨が降り出してきました。神様も自分が来ることを歓迎し、雨を止めてくれてたんだろうなと感じました。本当に感謝の気持ちでいっぱいになって、バスで山を下っていきました。

-お楽しみタイム

下山をして、紀伊勝浦駅に到着。いよいよ自分のお楽しみタイムが始まろうとしていました。

目的地、勝浦はマグロの街としても有名で、そこで是非マグロ丼を食べたいなと思っていたのです。最初、旅の日程を作った時の目的のひとつでもありました。

Googleマップで美味そうな店を探して、その店へたどり着きました。メニューを見て、気になるものが。「まぐろソースカツ」の文字が目に入りました。当初、マグロ丼を食べようと思っていた自分の心が揺さぶられました。でも、いいメニューがあったんですよ。「ダブルマグロ丼」という希望を叶えてくれるメニューがあったのです。その名の通り、まぐろ刺身とまぐろソースカツが乗った丼で、これなら両方食べれるということで注文。ついでに鯨肉を使ったハムを注文しました。

念願のまぐろ丼は最高の一言。山下りをした疲れた体にとても響きました。美味すぎました。また、カツも食べて肉を噛んだ瞬間に、口の中にまぐろの旨みが口の中に広がり、本当に最高の気分になりました。また、クジラハムも塩味が程よく効いていて、とても美味しかったです。

食べ終えてから、今日の宿へ。宿には温泉があり、長旅の疲れを癒してくれました。本当に幸せな気分のまま、寝に入りました。

-三日目を振り返る

3日目を振り返ってみると、神様が見てくれているんじゃないかという瞬間が数多くあり、応援してくれているんだろうなと感じました。この感謝の気持ちを忘れずに、明日以降の旅を続けていこうという気持ちになりました。

綴る量もかなり多く、綴っている間に旅の終わりを迎えてしまいました。青春18きっぷの旅史上、1番内容が濃い1日だったんだろうなと思います。

4日目はどんな旅になったんだろうか…。それは次回の青春18きっぷの旅日記を見てもらえればと思います。

最後まで見て頂き、ありがとうございました。

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