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たった700歩の豊かな時間。

最近つくづく、「豊かやなぁ」と思う時間があります。
それは、子どもたちの習い事から、いっしょに帰る時間。
数年前、長男と次男が習い事をしていたときは、
下にまだ乳幼児の弟が二人いて、
お迎えに行けませんでした。

当時まだ小学生の二人も心配だったけど、
5分ほどの帰り道の無事を願いながら
弟二人と待っていました。

今、三男と四男が通うようになりましたが
大きくなった兄たちには、なんの心配もなく、
かつ、いつまでも小さく思える四男が心配で
週三回お迎えに行きます。

その距離は大人が歩けば5分もかからないくらい。
Apple Watch によれば、たった700歩。
でも、三男 四男といっしょに帰るのに
20分とか、長い日は30分かかります。

晩ご飯はホットクックをセット。
お風呂も準備しておくことで
心に余裕を持って、楽しみにお迎えに向かいます。

教室から満面の笑みで飛び出してきて、
抱きついてきてくれる四男(5歳)。
抱きつきはしないけど、私の姿を見つけると
ニコっと笑う三男(8歳)。
今日のがんばりを報告してくれる元気な声。
当たり前のように、ギュっと私の手を握ってくれる
小さな手。

「がんばったねぇ」「すごいねぇ」
と称えながら帰る帰り道。

突如、ダンゴムシを見つけてしゃがみこむ二人。
きれいな花を見つけて「ママにあげる!」と
嬉しそうな笑顔。
沈んでいく太陽を指差して、
「ママ!太陽さん、もう今日のお仕事
おしまいだって!ありがと〜!」。

団地の花壇の下にある半円になった空洞を見て
「見て!トムアンドジェリーのジェリーのおうちだよ!」。
ウミガメ保護のため、ゴミ拾いをしている三男は、
落ちているペットボトルを次々と拾い上げる。

そして必ず始まる、追いかけっこ・・・。

二人の習い事カバンを肩にかけて、
走り回る二人を見ていられる時間。
あぁ、これ以上豊かな時間ってあるのでしょうか。

ママがいなくても何でも出来る日は
必ず来ます。
世界中のいろんな国から、
それぞれひとりで帰ってくるでしょう。

だから、この時間が宝物に思えます。
ママ、ママって手をつないでくれる時間。
これ以上、豊かな時間はありません。


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