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「最初はデザイナーの自分と社長の二人だけだった」 それでもβ版サービス公開から半年で導入社数2倍になった秘密の話 -UX JAM' 02 登壇レポート-

「世界から国境をなくす」というミッションを掲げる東京のスタートアップ、one visaの活動の舞台裏をご紹介するこちらのnote 。現メンバーではone visa最初の社員として、設立後間もない頃から会社を支えてきたデザイナー西垣静。one visaβ版リニューアルのプロセスを通じて、彼女のデザイン哲学をお話した、イベント登壇内容を少しだけご紹介します。

2019年8月27日、UX MILKが主催するUXデザインを題材にした「ゆるい」ミートアップイベント「UX JAM'」にて、就労ビザ取得・管理サービス「one visa」のUI/UX改善手法をテーマにお話しました。

安定したキャリアから、メンバー数名規模のベンチャーだったone visaに決めた理由

「初めまして、株式会社one visa UI/UXデザイナーの西垣静と申します!現メンバーの中では社歴が一番長く、今回お話するサービス"one visa"のβ版から今までの変遷を見守ってきました。」

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▲one visa最初のオフィス

もともとは株式会社サイバーエージェント、クックパッド株式会社を経てフリーランスのデザイナーとして活躍していた西垣ですが、one visaに入社したきっかけをこう語ります。

「フリーランスとして何年か仕事をしていくうちに、企業のCIなど、もっと言わば大きな概念のデザインから入りこみたい、本当に立ち上がったばかりのスタートアップのチームに入りたいなあ、と思っていたタイミングにone visaと出会いました。
実際に岡村と会って話してみたところ、自分も昔、海外での就労ビザの取得に苦戦したことを思い出して...『世界から国境をなくす』こんなミッションならぜひ協力したいな、と思い、すぐに入社を決断しました。それからしばらくは岡村を含む2〜3人の体制が続き、入社して1年たったあたりからチームが大きくなってきて、今は合計14人のチーム。なんだか感慨深いですね。」

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社長と自分、二人きりでスタートした"one visa"β版時代から今に至る変化

「"one visa"は、外国籍の方の就労に必要なビザ(在留資格)の申請・管理にまつわるタイヘンな作業をカンタンにする人事向けのサービスです。」

「β版のローンチから半年でこれだけ導入社数が増え、今ではさらに4倍近くの500社以上に導入いただいているのですが...。実は、そんなβ版時代にはこのような問題が頻繁に起きていました。」

「原因を探るべく、実際のお客様のもとに出向いてヒアリングを行ったところ『とにかくビザ申請のプロセスからTO DOまで、何をどうやればいいのか分からない!』そんな方が多いことが分かりました。
そこで改めて、世の中に就労ビザの申請・管理に慣れ親しんでいる方なんてほとんどいなくて、まずは、自分が今どの段階にいて、なにをすればいいのか、分かりやすい設計にするのが大事なのでは、と仮説を立てました。実際にやったことの中では

・画面越しに数字や文字だけの統計で問題点を判断するのではなく、実際にお客さんの声を聞いて困っているポイントを押さえたこと
・画面デザインだけではカバーできない面はCSチームと協力し、お客さん個別の対応をオンライン会議やチャットでフォローしてもらったこと
・仮説を検証するまでなるべくぶらさずに進めること

この3点が一番大切なポイントだったように思います。その結果、β版に多かった「申請中の不明点」に関するお問い合わせが、今の時点で4分の1にまで減りました。また企業側から情報が足りない状態で申請書類を送ってくるという問題も、ほぼ解決しました。」

UI/UXデザインを専門とする参加者が多い中、登壇後には
「書類をWeb上で生成するという面では私も似たサービスを作っているのですが、"在留資格申請"のように、世の中的に決められたフォーマットを扱う中でどうUXを上げていくべきなのか、参考になりました。」
といった、共感の声が寄せられました。

「世界から国境をなくす」one visaのメンバーはこのミッションの実現のため、日々奔走しています。しかし、まだまだ仲間が足りていません。

今はまだ小さな船のone visaですが、創業から3年、やっと大きな海原に漕ぎ出したところです。
なんだか楽しそうだな、と思ってくれた方。
新たな乗組員となることに興味をお持ちの方。
まずはお気軽にお話できることを、楽しみにしています。

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