高校生の集い
One to One では去年から不定期で高校生の集いを行っています。来所メンバーは中学の時にもOne to One に来ていたメンバーです。スタッフも彼らのことを知っていて長い期間の関わりがあります。中学の時を振り返ると各メンバーはちょうど思春期で、中学1年生の時には課題・ワークや中学生活、人間関係などに頑張っており、2年生3年生に上がるにつれて少しずつ受験や進路のことを考えていったことが思い出されます。
高校生企画では、彼らから実際に高校に進学して体験したことを聞いたり、メンバー同士でそれぞれ通っている高校のことを共有したりする時間を設けています。中学の時は公立の中学だったので、みんな同じような学校のカリキュラムだったが、高校では学校ごとにカリキュラムが違い、前期後期の単位制の学校に行っているメンバーもいます。
2020年の12月に行った高校生の集いとその次の3月に行った高校生の集いで高校卒業後の進路や、やりたいこと・興味のあることを聞きました。3月ではもう一歩踏み込んで「仕事」をテーマにブレインストーミングを行いました。中学の時と違い同じ1年生でも、高校1年生は進路に対して本気で考えて姿を見られることが成長を感じられた場面でもあります。
ブレインストーミングは2部制にして前半は「どんな職業があるか」でした。この前半はメンバーが次々に職業名を言い、どんどん付箋を貼っていく模造紙がいっぱいになりました。後半は「自分自身が興味のある仕事をするためには、どのような方法があるか」でした。このブレインストーミングでは前半と違いよく考えないと答えることが難しいようでした。「専門学校にいく」、「免許をとる」、「コミュニケーション力をつける」、「学校の先生に相談する」、というような内容がでました。途中からは発表がほとんどなくなり、「そもそも仕事とは?」や「自分がしたいことと仕事に関すること」などについてスタッフ主導でメンバーに質問するような話に変わっていきました。進路に関して考えてもらう等、普段使わない脳の部分を使ってもらったので勉強をした後のような顔をしていました。中には少し残って個別で質問をしているメンバーもいました。
高校生の集いでは、このように高校の共有や進路について話し合う場を設けました。この2021年度も高校生の集いを検討しています。高校生の集いに参加しているメンバーのこれからに寄りそっていけたらと思います。
One to One : 撰 雅之
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?