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これぞまさに人権学習💪童謡「一年生になったら」を考える

こんにちは、oneです。教師になってはじめて気づく、最高の人権学習教材がこんな身近なところにありました。まずはどうぞ。

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最近、学級経営の中で生徒の様子について、顕著な変化を感じることかあります。すべてを包括的に捉えてはいけないことはわかっていますが、キーワードとして伝えれば「レジリエンスか低い」生徒の存在です。

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諸説諸々、研究者によって多少の理論の違いはありますが、「うまく適応する能力」が低い生徒が多くなったような気がします。(あくまで私の個人的な実感とお考えください。)周りの環境、人などに、自らの存在を自分で認め、いいところも悪いところも許容しながら、「素」の自分(ありのままの自分)をうまく適応させることができない子どものことです。コミュニケーション能力が低下し、相手を傷つけ、相手に傷つけられる。教師の皆さん、いかがでしょうか?

だからこそ、もう一度この童謡の、人として生きる力強さ、「みんな仲良く」、「みんな違って、みんないい」、まさに人権学習のベースが詰め込まれた詩にあらたな感動と生徒たちの道徳性の育成の根幹を感じるのです。

「ひゃくにんでたべたいな」「ひゃくにんでかけたいな」「ひゃくにんでわらいたい」

この詩を歌いながら、「そりゃ無理でしょ(笑)」と幼いながらに感じていたことを思い出します。しかし、姿、形、性格、価値観等すべてが違う百人を何の躊躇もなく、仲間であると疑わない。それでいて、百人でおにぎりを一緒にたべたいと望む。さらに、目的も違う、歩く速さも走る歩幅も違う。そんな中でも意志疎通を図り、みんなと一緒に行動しようと考える。最後は…「みんなと一緒に笑いあいたい」。

人種、性別、宗教、信条…人のすべての違いを「ひゃくにん」と捉え、常に「みんなで」の考え方を示している。確かに、百人が一緒に行動するのは難しい。しかし、その背景には「思いやり」「配慮」「ゆずりあい」の精神の大事さが隠れていることを学習させてくれる。

学級経営を考えてみよう。一クラス38人をイメージしてほしい。みんなで和になって弁当が食べれたら…。みんなで決めた学級のルールを守れたら…。みんなで笑い合えたら…。いじめや差別はなくなりませんか?必ずなくなります!

皆さん、いかがでしょうか(^^)?

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