佐之カナヲ

経験したこと、感じたこと、思いついたことを文章にしています。

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最近の記事

散りてや咲かむ

桜、満開できれいでしたが 昨日からの強風でほとんど散ってしまいました。 満開のときに撮っておいた写真から 昨日は以前の職場に勤めていた人たちによる 同窓会的な集まりがありまして 50人くらいが揃いました。 懐かしい顔ぶれが並んで それぞれにいろいろあったけど みんな笑顔でよかったな。 季節は巡り年をとって 桜も咲いては散り、咲いては散りを繰り返す。 生きていくのもそんな感じかな。 薄雲る 大路の裾の 八重桜 散りてや咲かむ 散りてや咲かむ ~詠み人知らず~~

    • ドーナツ・ソング

      今年はミスター・ドーナツのフレンチクルーラー50周年だそうですね。 昔々、とある女の子と遠距離恋愛をしていました。 僕は転勤とか移動が多くて色んな街で暮らしたけれど、 その子は僕のいる街までデートに来てくれました。 おそらく彼女にとっては初めて訪れる駅、初めて訪れる街。 そのころ、日本のちょっとした街なら たいていミスタードーナツがあって しかも24時間オープンしてくれていて 待ち合わせによく使ってました。 当時はヤンキーとかもっとたくさんいたけど(笑) いまよりもっと

      • ネコちゃんを元気にするニャイフハック!

        猫を飼ってます。 いや、今回はその猫の話しじゃなくて 以前一緒に暮らしてたネコの話しです。 以前~というのは… 実は離婚を機に親権を元ヨメに取られまして(しくしく) ・この子は私にとても懐いています! ・その証拠に夜寝るときは必ず私の布団に入ってきます! ・向こうの布団には入りません!! ・あんなずぼらな性格ではお世話できません!!! と、調停の場でも粘ったんですが 家裁の判定は(ウソ)、私みたいな甲斐性なしではムリ! とのことで(それはそう) 今は元ヨメのところでのんびり

        • セクストーションとかロマンス詐欺とか

          いろいろありますね。油断も隙もありません。 最近、ネットで知った事例と自分が経験したことなど。 1.出会い系からのセクストーション ネットで自身の被害を告白した方の事例です。 その方(♂)は外国人の利用が多いマッチングアプリで ある女性とマッチしました。 近いうちに日本に行くからその時はガイドして、と話が弾み 流れでインスタ交換、 インスタでも会話が弾み、ほどなくビデオ通話したい、といわれ 応じて会話をしていると、突然その女性が 「ムラムラしてきた」と言い出し、 乳房

        散りてや咲かむ

          AC充電器とUSBケーブルと消えゆく猫 その2

          前回のおさらいですが 要するに立て続けにスマホが2台ダメになったんです。 そして物語のキモですが スマホはダメになったけれども 充電器とUSB-TypeCケーブルは使い続けていくんです。 さてお気にのスマホも動かなくなってしまって どうしたかというと お蔵入りしていたNokiaのスマホにsimを挿して使う、 というところに立ち戻りました。 当時は欲しい端末も見当たらず 焦ってお金をかけることもない、 とりあえず電話さえつながればいい、 と考えていました。 実際特に不自

          AC充電器とUSBケーブルと消えゆく猫 その2

          物理学のノート

          りんりん 電話のベルが鳴った。 春の陽ざしがあふれる4月の日曜日。 高校の3年生になりたての僕は 進路をどうするのか、といった現実的な人生における選択について 考えないといけない時期だった。 けど3年に上がったばかりだし、 こんな暖かな春の午後にはそんな難しいこと考えられないよね。 畳の上にゴロンと横になってレンゲ畑のことなんか夢に見ながら うたたねをしていた。 りんりん ぬくぬく幸せに微睡んでいたけど 誰も電話に出ない。 しょうがないな、と思いながら受話器をとった。

          物理学のノート

          AC充電器とUSBケーブルと消えゆく猫 その1

          これから書く話はたいして面白くもないし 万人受けするようなものでもない。 あなたの貴重な時間を無駄にするのは申し訳ないので 最初に話の内容を簡単に書いておきます。 これから書くのは 「ずっと(2年間くらい)壊れたと思って 放置していたスマホが実は壊れてなかったよ」 というだけのお話です。 なぜこんな中身のない話を日記にしようと思ったかというと ・そもそも件のスマホに割と思い入れがあったこと ・このような状況に陥った原因に対して  普段から自分なりに意見するところもあったの

          AC充電器とUSBケーブルと消えゆく猫 その1

          暗闇に掘る …私は書くべきか

          文章を書くとき、絵を描くとき、曲を創るとき それら創作物が世の中にもたされるとき 作り手はそれらをどのように生み出しているのだろう。 「女のいない男たち」という短編小説集の前書きで 著者の村上春樹さんは次のように書かれています。 シュルレアリスム画家のエトガー・エンデさんが創作にあたってイメージを捉えるときのことを彼の息子で童話作家のミヒャエル・エンデさんが「暗闇の考古学」という本の中で次のように話しています。 その様子は本のタイトルにもなったように 「埋もれてしまった

          暗闇に掘る …私は書くべきか