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ワンピース式経営。対話が生み出すもの。

こんにちは!株式会社ワンピース コーレポートスタッフのmayuです。

私は、人生の中で大半の時間を使っている人が多い「働く世界」が
楽しいかそうじゃないかで、人生の濃さが変わり、
色鮮やかな時間が増え、豊かになり、人生の幸せ度数がもっと上がっていく
と思っています。

楽しいというのは、ラクとか、簡単とか、無理をしないでいいとか、
そういうことではないです。
青臭く、人間臭く、泥臭いような、人の血が通った状態という感じです。

めちゃめちゃしんどい時も
なんだか何もかもうまくいかないようなときも
場合によったら、「疑似的な死」を体験することも
悔しすぎて号泣することも
思わず大声で喜びたくなることも
肩を抱き合って笑いあうことも
・・・
そういうもの全てがある、という感じです。

つまり、
他の誰でもない「自分を生きる」ということだと思っています。

この「自分を生きる」っていうことが本当に難しくなっているのが
今までの会社のあり方だったんだろうな、と思うのです。


「無条件の受容」と「条件付きの受容」

私自身、転職活動中にワンピースの採用情報で、「無条件の受容」という文字が、後光がさすように見えて、なぜか涙が出てきた。


●幸せに働くということ。「無条件の受容と信頼」
無条件に人を信じるということ。受け容れるということ。
それは、親が子に対して行われる深い見返りのない愛そのもの。
仲間を無条件で愛し、信じ、受け入れる姿勢は、とっても幸せなチームを作り出し、プロジェクトへの純粋な気持ちを育む源泉になり、働く仲間が真の意味で幸せになれる重要なキーワードではないでしょうか?
みんなが安心して、安全に、人間関係の問題もなく、お互いを信じあい、価値観や考えかたの違いを乗り越えた社会を作り出す、重要なことだと信じております。
青臭いくらい、仲間を信じ、愛し、育み、家族のような関係であれることを信条として、その関係を続けれるよう努力を惜しまないチームでありたいです。
(Wantedly:株式会社ワンピースの採用ページから抜粋)

多分、「条件付きの受容」の限界値が来て苦しかったんだと思う。
「条件付きの受容」は、多くの会社や世の中で、普通に行われている。

『俺とうまくやっていれば、上司に口きいてあげるよ(査定をちらつかせる)』
『こういう経歴の方、スキルをお持ちの方を募集します』
『上司とか実績ある人の話なら聞きます』
『相談時間をとるのはいいけど意味ある時間にしてね』
『時短勤務だからちょっと責任ある仕事は任せにくいなぁ』
『なんでこんなこともできないんだ!(と叱責された後、話しかけてもまともに取り合ってくれない)』

というような文言、いろんな会社で聞いてきたし、たぶん自分が言っている時もあったと思う。
確かに、それらが大事であるときもあるけど(その時は誰もが納得できるような明確な理由があると思う)、たいていは〇〇だったら受容してあげるよ(=条件付きの受容)っていうメッセージを発しているってことだ。
こういうことが積み重なったり、強烈なものを受けることもある。

こうなると、不安が勝ってくるから
その人の顔色をみて仕事をするようになる。
見ている方向は、それらを発する人
(たいていは上司や権力がある人、自分より目上の人だったりする)の方であり、お客様や仕事ではなくなっていく。
思っていることも、考えていることも言えなくなる。
自分の感情に蓋をしたり、抑制したりする。
萎縮をする。
できていたこともできなくなる。
自分が自分でなくなっていく。
そのままの自分は意味がない人間のように感じてくる。

その行きつく先は、いろいろあると思うけど
私の周りで、いくつか強烈に記憶に残る出来事があった。

ありのままの自分で生きていいよ。それがいいんだよ。あなたはあなた。

そう受容されていると感じるだけで、真逆のことが起こる。

ただ「無条件の受容」って口で言うほど簡単じゃない。
ものすごく高度なことで、誰にでもできるわけではない。


「無条件の受容」につながる対話。ミーティングファーストの考え方。

そもそも人は全員違う価値観を持って、
大切にしたいものも考え方も、常識だって異なっている。

であれば、一つの議題や気になること、問題点、方法について話し合いを始めれば意見がわれることも当たり前で。

正解がないテーマに対し多くの知恵を持ち寄って「より良い答え」を模索すること
どういう世界を創りたいからなのか?どういう状態にしたいからなのか?
を共有し、事実も共有し
そのうえで、自分たちとしてどうするかを話し合う。


A案、B案、C案と意見が分かれていても、
どうしてその案なのか?どういう点からそれがいいと考えているのか?等を
話し合っていくうちに、D案が出来上がっていったり、
もともとB案だった人がA案がいいな!と思うようになったりする。

意見が違う=敵 ってしちゃいやすいからこそ
「あなたはどうしたい?」「私たちはどうしたい?」
そして、それは「なぜ、そうしたいの?」=why (何のためするのか)
を考える。

実際、ワンピースでは、全体会議やチームでのミーティング等
対話をしている時間がかなり多いと思う。
大体、中途採用で入ってきたメンバーは
とっても非効率に感じて、
こんなに話し合いばかりしていないでさっさと手を動かしましょうよ!
って言いたくなる。

私自身も、最近入ってきたメンバーもそうだ。

でも、結局のところ
ちゃんと対話していくことで、新しい企画や方法が生まれ、
問題を解決し、価値観のすれ違いも解消していく。

そんな対話を重ねていくうちに、少しずつ、お互いがわかっていって
少しずつ、その対話のスピードや質が上がっていく。

お互いがお互いを認め合いながら受け容れ合いながら
更に前進していくっていう感じで
思っていた以上のいい結果や案が出てくる
ことがある。

多分、その対話の時間の中に、お互いを受容し合うということを
少しずつでも進めていけるからなんだと思っている。

それが、結局のところ、
自分自身でも自分の存在意義を認めることになっているんだとも感じる。

<ワンピースで取り入れている”対話をする作法”>
・前提を共有しておく(どういう状態を作りたくてこの話をするのか?的なこと)
・話を聴く
・話をする
・なんでそう考えるのかも聴く
・なんでそう考えるのかも話す
・前提で共有している状態にするために、よりよいのって何だろう?と一緒に考える
・感情的になりやすそうであれば、先に「責めてるわけじゃないよ」みたいなことを伝えておく。
・怒りとか感情が(ある程度は)出てしまっても良しとする。自分をコントロールして怒りとか感情を抑えようとすると、逆におかしなことになる。
・複数人で話している時に、誰かと誰かが衝突し始めた時は、無理に止めない。
ただ、自分が人間的には未熟であることを認識しておき、感情任せで言いすぎてしまったりしたときには、あとで冷静になって、自分の発言が言いすぎたなとか、違ったなって思うことがあれば、きちんとそのことを伝えること。

writer:mayu

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