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【海外旅行の醍醐味】感謝する幸せ、感謝される幸せ

この記事を作成したチェンジメーカーについて

名前: けいすけ [One Global 共同代表]
略歴: 2015年からアイルランド在住、現在は現地のテック企業に勤務。
先天性の障害によって幼少期から車椅子で生活。

今回は、車椅子で40カ国以上を旅してきた私が感じている旅行の醍醐味についてです。

私はこれまでにアジア、北米、ヨーロッパを中心にたくさん旅をしてきました。友人たちからは、

「海外旅行には行きたいけど、英語が喋れない」
「言葉が通じないと怖い」

という意見をよく聞きます。

確かに土地勘も何もない場所で、道に迷ったり、バスとか電車の乗車券の買い方がわからなかったり、些細な質問を気軽に誰かに聞けなかったり、不便に感じることは多々あります。

でも、言語は人間同士が意思疎通を図るときに使う数あるツールのあくまで1つでしかなくて、私たちは無意識のうちに、アイコンタクト、会釈、ボディランゲージなどを無意識に使いこなして生活しています。

さらに、最近ではスマートフォンが通訳も翻訳もバッチリしてくれるようになりました。

「でも、あまり言葉が喋れないのに人に助けを求める勇気がない」

という人もいると思います。

実は、これこそが旅行を楽しむための極意、最も「核」となる部分でもあって、

「勇気を出して現地の人に話しかけてみる」

というこの殻を破れた瞬間に、海外旅行をめちゃくちゃ楽しめるようになります。

たとえば、自分が本当に困っているときにだれかに助けてもらえたりとか、人のやさしさに触れたときって、の底からその人の善意とか厚意に感謝をするし、すごく幸せな気持ちになりませんか?

日常生活のいわゆるコンフォートゾーンの中で生活している場合、なかなかそういう機会がないと思いますが、海外旅行は非日常の連続なので、そういう機会で溢れています。

助けてあげる側の立場から考えてみると、たとえば日本を旅行している外国人旅行者がいて、その人が本当に困ってるっていう意思表示をこちらにしてきたとき、自分が英語を話せなくてもなんとか少しでも助けてあげたいっていう気持ちになると思う人が多いのではないでしょうか。

「用事で急いでる」とか「助けてあげられない、ごめんなさい!」という状況はもちろんあると思いますが、助けてあげたいっていう思いは誰しもが持っていて、こちらが誠意を持って手助けをした時に相手が「ありがとう」って笑顔で感謝してくれたら、なんかちょっと良いことをした気分になって、こちらも幸せな気持ちになる。

そういう経験は誰にでも、きっとあると思います。

私の場合は車椅子で生活をしているので、旅行中でなくても人に助けを借りるシチュエーションで溢れています。

  • 車に乗るときは車椅子をたたんでトランクに積んでもらう

  • 飲食店の入口に階段があったら、何人かの大人に車椅子ごと運んでもらう

  • 重たい扉があったら誰かに開けてもらう

  • 急なのぼり坂で自力でのぼれない時に誰かに車椅子を押してもらう

  • 買い物で陳列棚にある商品を誰かに取ってもらう

など挙げ始めたらキリがないですが、本当に数え切れないぐらい周囲の人に常に助けられながら生きているということを日々、感じながら生活をしています。

これは、一見「大変そう」と思われるかもしれないですが、私自身は人のやさしさに日常的に触れられて、毎日「ありがとう」と誰かに感謝するチャンスがあるこの人生を過ごせていることが本当に幸せです。

セロトニンやオキシトシンなどの「幸せホルモン」と呼ばれるものは、人に感謝をしたり、感謝されることでも分泌されることが科学的にも証明されているそうです。

そういう意味でも私の生活は、幸せを感じられる機会に多く恵まれていると感じます。

海外旅行は非日常をみずから体験しに行って、その中で人に感謝したりされたりする絶好の機会だ、というお話をしてきました。

「ありがとう」って、最近言ったり言われたりしてないと思った人は、助けを求める立場でも、手を差し伸べる立場でも、勇気を出して声をかけてほしいです。日常生活の中でもそういうチャンスはたくさんあると思います。

困ってそうな人を見かけたら「お節介かな?」なんて思わずに「大丈夫ですか?」とか「お手伝いしましょうか?」と言ってあげてみてください。

私は、言うよりも言われる機会の方が当然多いんですが、声をかけてもらうのは、とても嬉しいことです。

たとえば、ちょっとした段差を車椅子で降りる時に、

「お手伝いしましょうか?」

と、近くにいた人に声をかけてもらえたとして、たとえ僕の回答が

「いや、自力で行けるので大丈夫です」

だったとしても、気にかけてくれたことがすごく嬉しいし、いつも感動しています。

「なんて親切な人が世の中にはたくさんいるんだろう!」

という幸せな気持ちで一日を過ごすことができます。だから私は、声をかけてもらえたら必ず笑顔で

「ありがとうございます!」

と感謝を伝えます。

あと、家族や友人などいつも側にいる人に対して当たり前すぎていちいち「ありがとう」って言ったり言われたり、あまりしないっていうこともありがちですが、これももったいないと思います。

「ありがとう」は言う側も言われる側も嬉しいので、照れずに、もったいぶらずに、どんどん感謝の気持ちを伝えましょう!


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