生成AIで世界はこう変わる
今井翔太 2024年
・概要
・感想
大学の事前課題で必要になったので購入しました。AIの台頭とても他人事ではないと考えておりましたが、思った以上に進んでいて驚きました。
AmazonやGoogleが開発したAIスピーカー、ショッピングセンターや駅などにある案内係代わりのモニターなど、さまざまなものがこの10年の間に人から置き換えられていったように感じます。さらに最近では、SNSやネットニュースに載っている広告などをみていると、やけにつやつやしたようなきれいな人が写ったものが多いですよね。広告などに使われる写真も実際のモデルを雇わずにAIを利用していることが増えてきているそうです。またChatGPTといった文字生成を自動で行うソフトも登場し、様々な場で使われていますよね。2022年以降ChatGPTなどにより、AIが急速に台頭してきております。それは、数日前の研究結果が今日にはすでに時代遅れになるほど加速的に変化しているといいます。これは本当に驚きました。
将来的にはAIによってほとんどの仕事が置き換わるといわれていますが、高い技術力を求められる仕事以外はほとんど置き換えられているように感じました。実際に電話窓口などはAIが人を置き換えているというところも多いようで、思ったよりも進んでいたと感じました。
この本を読む前、AI技術は発展してきて今後の人への影響が心配されているということは何となくわかっていましたが、ここまで深刻な問題だったとはわからず焦りました。多くの仕事がAIに置き換わっていくことで、選択できる職の幅が狭まることがあり、今後まともに生活できるのか気になり良い機会となりました。人にこれから求められていくのは、「AIを柔軟に使いこなす力だ」ともお話しされていました。こういったものを使う基礎的な能力、どういった場面で使ったら効率的に使えるかを見極める力がなければならないということが必要だと考えました。
個人的にはAIの台頭は面白そうと感じたりもしますが、自分の足元のことを考えると、ただ期待するだけでは危険なものだと感じました。どちらにせよ、今の状況ではよく分からないため、勉強すること、様々なことに目を向けることなど、今できることをしっかりと行うことが大事だと感じました。
・書籍情報
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