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三千円の使い方

原田ひ香 2018年

・あらすじ
就職して理想の一人暮らしを始めた美帆(貯金三十万)。結婚前は証券会社勤務だった姉・真帆(貯金六百万)。習い事に熱心で向上心の高い母・智子(貯金百万弱)。そして一千万円を貯めた祖母・琴子。御厨家の女性たちは人生の節目とピンチを乗り越えるため、お金をどう貯めて、どう使うのか?〈解説〉垣谷美雨(後ろのあらすじより引用)

・感想
一言でいうと節約やお金のやりくりの話でした。自分の生活で一番身近な存在であるお金。計画的に使えているか、再度考え直す機会になりました。本当にリアリティあふれる小説で、わかりやすく話されていました。

人生には、就職や結婚、家の購入など、たくさんの節目があり、病気になったり、借金をしたりして、突如、危機に陥る事もあります。それで急な出費が必要になったとき、どれほど、貯金ができているかで、将来もガラッと変わることを実感しました。買いたい物を我慢したり、安いものを選んだりして、少しでも貯金することは特に大切なことだと思いました😌

高校に入ってからお金の管理を自分でするようになり、また、来年の誕生日で、成人します。正直、お金の使い方には不安がありましたが、世の中では、安いものを選んだり、我慢したりして、残った分を貯金したりしながら、高い買い物をしたり、急な出費に備えて、やりくりしていることが分かりました。近い将来、自立して一人で生きていく上で、読んで良かった本でした☺

・書籍情報
この本は2018年4月に単行本として、発売され、2021年8月25日に文庫化されました。

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