ラッキーオールドサン
ラッキーオールドサンというのかい、いい名前だね。
※カセットテープの話
すき。
すきの語りはまたいつか。
デモテープ(ラジカセ付き、カセットテープ)
セットを購入した。
6,000円超え。いい値段だね。
いいお味がした。
とても懐かしい。
最近よい音質に慣れすぎていたのか、イヤホン無しだとかなり荒い音がした。
田舎の明林堂書店で、ガサガサのラジオから流れる音楽に感動できる高校生だったのに。
(余談)YUIのGreen.aliveは、この書店のガサガサのラジオから初めて聞いて涙流した。
これ、平成令和の、もしカセットテープを扱ってこなかった若者が購入したら
再生の仕方分かるのかな…
個人的にはA面B面があるタイプが好きだった。ひっくり返したら全く違うものが!!
小中学生で、初めて自らカセットテープを使い始めた時に、
昔録音した、自分家のピアノ教室でのアンサンブルを消してしまった。
上から録音したら消えてしまうって。
(アンサンブルっていうワードw)
となりのトトロのさんぽ、とかそれ系だった。
音楽の与えられない鳥籠の中で、
ラジオのお便りコーナーの音楽を録音して再生したり、
自分の音楽や歌を録音してたのしんだり、
自分の歌声を客観的に聞いたのもテープが始めてだったな。
タップでInstagramに飛びます。
平成初期〜中期は、カセットテープ、CD、MD、(フロッピーディスク)、ガラケー、iPod、ウォークマン、スマホの変遷を見守る時代だった。
CDを買うには、「これが欲しい」の意思表示をしなくてはいけないし、お金が無いことは知ってるし。
カセットテープであそび、あとは学校で流れる曲を脳で記憶したり、歌詞カードから予測したり、本屋の立ち読みで楽譜を「読んで」帰ってきたり。とても音楽に飢えていて楽しかったし、狭かった。
※立ち読みで楽譜「読む」やついるのか?
音楽に飢えた、故郷での高校生までのこと。
それ以降、大学生で少し都会で一人暮らしをしていると、スマホを持っているし
いつでも制限なく音楽は聴き放題。YouTubeも無限に見ることができるし、CDを買ったり、借りに行かなくてもサブスクで聴くことができる。
そのせいで少し、音楽への飢えが薄れたと思う。
作ることの意欲も、これまでは音楽が与えられていなかったので自分で作るしか無かった。
CDを買うことも無くなり令和5年。
カセットテープが家に届いた時、興奮しすぎて気分が悪くなった。
CDを買っていた時代もそうだったけど、新しいものを手に入れた時の落ち着かない感じや、変化にとても弱い。
この、「音楽を手に入れる」という感覚を具現化してくれた ラッキーオールドサンのカセットテープはとても貴重。
いつか、10年後などにわたしのラッキーオールドサンブームが終わっても、このラジカセとテープを見つけた時に「こんな人いたな」と、その時代を思い出すだろう。
いぬより
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