私と大学院④
私の大学院探し。
まずは、国立大学に目を向けた。
歴史学も何も知識もないのに、いきなりハードルの高い大学に、よくもアタックしたな、と今では思う。
もともと、文系の知識しかなかった私にとって選ぶ道は、歴史学部と文学部のどちらかしかなかった。
あらかじめ、大学院のホームページなどを確認して、もし、大学院の教授と話すことができるチャンスがあれば、ラッキーだ。
そんな、さらに単純な気持ちで、各々の研究室のホームページや大学院での講義概要をザックリと漁ったのである。
ちなみに、既に、国立大学の文学部は、どの研究室も学びのハードルが高すぎて、自分には、向いていないということが分かった。
なので、歴史学で、仏教分野を研究している教授にアポイントを取り、メールで私の意向を話した後、直接話を伺う機会をもらった。
市を跨いての距離だったので、当時は、父の運転で、母や妹はちょっとした、お出かけという形で、国立大学に行く。
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