【河合塾本郷校】ハイパー東大分類演習コースのススメ

私は2023年度、本郷校でハイパー東大分類演習コース(以下略:ハイパー)で浪人していました。ハイパーについてはネットなどにも情報が少ないので、東大分類アドバンスコースや普通の東大分類コースとどちらが良いか迷っている方に向けて、ハイパーについて紹介していきます。




ハイパーコースとは


ハイパーコースは最近新設されたコースで、本郷校、横浜校、津田沼校の3つの校舎にのみあります。このコースへの入塾は選抜制であり、高校生時代の河合塾模試の成績によって選ばれます(ネットには偏差値65とされています)。以下、私が通っていた2023年度の情報を紹介します。


特有の授業

ハイパーにのみ設置された授業があります。東大形式の英語と数学の授業が、それぞれ週に一度行われ、授業時間は180分です。授業は前半が演出、後半が解説となっており、演出では過去の東大オープンハイパー自作の問題を取り扱います。そのため、東大の過去問を多く解いてしまった方も充分力を身につけられます。授業を担当する講師は通常、非常にわかりやすい説明を行う講師(神講師)が多いです。

数学

前期の基礎シリーズでは、事前に解いておく予習用のテキストと、授業中に配布されるプリントの問題を解きます。問題の難易度は、簡単すぎず難しすぎない程度に設定されており、東大の出題傾向に合わせています。しっかりと復習すれば、非常に力になります。後期の完成シリーズでは、東大入試本番と同様に、100分で4題の問題を演出します。

英語

基礎シリーズと完成シリーズの両方で、リスニングを除いた東大形式の問題を解きます。記述や英作文なども講師が採点し、疑問点があればすぐに解決できます。要約や空欄補充の解き方やテクニックも教えてもらえるので、英語が苦手な方でも得点を伸ばす方法を身につけられます。


授業を受けた感想

私は、特に現役時代から苦手だった英語の1A、1B形式の問題の得点率を上げることができました。特に、問題の正しい解き方を定着することができたことが大きかったです。また、数学は典型問題を多く扱うので、どんな問題にも対応できるようになりました。さらに、東大2024年の文系数学の第四問目が、基礎シリーズの中の問題とほぼ同じだったので驚きました。


その他の点

特有の授業以外は、通常の東大コースとほぼ変わりません。ただし、それらの通常授業は自分でとるかとらないかを選択することができます。例えば、英語力に非常に自身のある方などは、通常の文法などの授業をとらず、その間は自習をするといったこともできます(実際、英語をとっていない人は多くいました)が、浪人期は時間に余裕があり、基礎から学び直すためにも、授業はできる限り取ったほうが良いです。また、ハイパーコースの方が真面目な人が多くいた印象があります。


まとめ

ハイパーコースは一見、非常に難しいと思われてしまいますが、初歩的な所からも学ぶことができるので、どのコースかで迷ったらハイパーを選択したほうが良いです。実際、私の友達の中にもハイパーを選べばよかったと後悔している人もいました。東大への勉強に集中できるようなコースを選んでください。


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