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スポーツアナの大先輩

オオナリです。
暑かったりいきなり寒かったり、体温調整が大変な今日この頃です。
気が付けば育児に忙殺されて、夜8時、9時には寝てしまっています。きっと子育てあるある。寝かしつけをしてたら自分も寝ちゃうやつ。
そんなこんなで読書が趣味なのに、時間不足です。
最近、読みたい本(小説でもエッセーでもビジネス書でも)は音読して、自分のための読書時間と子どものための読み聞かせ時間を一気にこなしてしまう技を身に着けました。音読している本の内容が、生まれて3カ月の我が子に適しているかどうかは…うん。

名実況のレジェンドアナウンサー

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レジェンドの著書も音読ラインナップの一つ。
NHK時代のスポーツアナウンサーの大先輩、刈屋富士雄さんの著書『今こそ栄光への架け橋を それでもオリンピックは素晴らしい!』も、サイン本をいただいたので、自分が読むついでに息子にも読み聞かせています。
象徴的なの名実況は「伸身の新月面が描く放物線は栄光への架橋だ!」 じゃないかしら。16年前、2004年アテネ五輪体操男子団体決勝。日本が28年ぶりの金メダルを獲得した時の刈屋さんの実況です。もちろんこの名実況も記憶に残っているのですが…私は好きなのは「オリンピックの女神は、荒川静香にキスをしました」という実況。純粋な視聴者だった私は、あまりにもピッタリの、それでいて敬意に溢れているこの綺麗な実況に震えました。
オリンピックの名実況の数々、きっと記憶に残っていると思います。

10年前、祇園で

そんなNHKのレジェンドとの出会いは私がアナウンサーになってから。
NHKに入局して初めに配属されたのが京都局。その時の上司は、「しまなみ親方」と親しまれていた相撲実況アナウンサーの吉田賢さんでした。
今よりも世の中がおおらかだった10年前、よく一緒に連れ立って飲み歩いていました。ごっつあんです。
大阪場所が開かれていた3月のある日。親方との普段の飲み会は街中のお気に入りの小料理屋さんが多かったのに、今夜は祇園だ!という日がありました。少し緊張しながら、しっぽりとした祇園のバーで一緒に飲んだのが、刈屋さんとの出会いでした。当時新人で不勉強だった私は、名実況を発した本人であるとも知らず、しこたま飲んで食べて楽しく話して…思えば無礼千万な新人でした。以降は、現場で一緒になれば可愛がってもらい本当にお世話になった大先輩です。

オリンピックどうなるの?

2020年のオリンピックは、来年に延期された。
全世界的にコロナの感染者数の増加が止まらない。
開催されるのどうなるの?開催されないんじゃない?とか、感染爆発している国や地域からは選手たち来られないからアジア選手権規模の大会になるんじゃない?とか。いろんな意見を耳にする。
先に紹介した本は、どうなるかはまだ分からないけれど、オリンピックって素晴らしいんだって思わせてくれます。オリンピックで、未来の人生が変わりうる、と。来年東京で開催されて、息子がオリンピックを見られたら、何を感じて、どう息子の将来に影響を及ぼすのだろうかと妄想する日々です。
余談ですが。私はNHK時代、現地ではなくスタジオでオリンピックを伝えました。もし現地で生の試合を見ていたら、今の私はいないのかも。違う人生があったのかも。リオデジャネイロオリンピック、ソチオリンピック、オリンピック報道に携われたのは私の宝物です。

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