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生きててよかったマンガ2023

去年は『生きててよかったエンタメ2022』を書いたけど、今年は「このマンガを読める時代に生きててよかったァ〜」と思った作品を紹介していきます。
7作あるよ!

私のマンガ嗜好
・男女どちらも楽しめそうなジャンルが好き
・ランキングや大賞系から探すことが多い
・SNSでちょい読みして購入に至ることも多い
・「暮らし」「グルメ」「人間関係」の要素が好き
・単行本派

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①インターネット・ラヴ!(売野磯子)

白状します。これについて書きたくてこのnote書き始めました.....。サイコゥサイコゥサイコゥ!!!(私の中の水川かたまりが出ました)
ジャンルでいうと純愛BLなんだけど、主人公がネイリストで好きな人のネトストしてたり、日本と韓国の国境を超えた恋愛だったり、すべての設定がとにかく好き。主人公が恋するのが「ウノくん」って子なんだけど、ウノくんはSNS中毒で散財癖があってとてつもなく飽き性で....こんなヒロイン(ヒロイン?)かつていたか!?人間味があって可愛くて大好きです。あと何より絵が好き〜。可愛い。
きっかけはXでバズってて、読んで、発売日を心待ちにしてた。発売された日はもう本当に嬉しかった。
純愛BLというジャンルが好きだと自覚した2023年でした。これって言っていいのか?隠すべきなのか?もうわかりません。BL以外も出てくるからここで読むのやめないでください。

②ふきよせレジデンス(谷口菜津子)

ひとつのアパートに住む一人一人だけど独りじゃない人たちの話。コンビニ店員のきらりと、きらりと関わる人たちの話。この記事でも感想を書いたけど、人と人の繋がりに羨ましくなって、私もこんな繋がりが欲しいよ〜こんな生活なら孤独とおさらばできそうだよ〜と思える。まさに出会えてよかった、これを読めてよかった、と読み終わってからもしばらく良い意味で放心してた作品。特にコンビニでやるフェスのシーンと常連おじいちゃんときらりの会話シーンが大好き。
あとやっぱり7つに共通して言えることだけど、絵がすごく好き。キラキラでふわふわで見てるだけでも楽しい。表紙の色使いも可愛い。

③ひらやすみ(真造圭伍)

紙コミックで買って欲しい漫画ランキング一位です。装丁の質感や色とかひっくるめて『ひらやすみ』だと思ってる。今年は5、6巻が発売されたのかな、このペースで出してくださるの感謝しかない。いつでも心にひらやすみを持って生きたい。
ひらやすみは、主人公が仲良くなったおばあちゃんに平家を貰って親戚の女の子と2人で住む話。そこに不動産屋のお姉さんとか作家の男の人とか友達とか色んな人が関わっていく。
ふきよせレジデンスもそうだけど、私は他人同士のゆるやかな繋がりとか困ったときに助け合える関係性を求めてるんだと思う。(真造さんはふきよせレジデンスの作者とご夫婦なんですよね、すごい分かる〜って勝手に感動してしまう)
たまたま昨日、夫が70人と不倫してたことが発覚して離婚した人のnoteを読んでて、一番はっとしたのが、その筆者さんには何年も一緒に寄り添って戦ってくれる友人と先輩がいたこと。私の場合はどうだろうか?もし同じようなことが起きたときに、私のために何年も一緒に寄り添って戦ってくれる人なんているかな、と少し不安になった。

④ファミレス行こ!(和山やま)

カラオケ行こ!の続編。和山やまさんの漫画にハズレなし。12/28に上巻が発売されたばかりで、発売日に買ってすぐ読んだ。
大学生の聡実くんはバイトを始めて何やら貯金してて、狂児はそんな聡実にちょくちょく会いに蒲田まで来ている、のがざっくりあらすじ。
情報量たくさんで、相変わらずな部分とじわじわ変わっていく部分があって....。もうとにかく混乱しながらも楽しみまくった一冊でした。早く下巻が読みたいけど、連載が始まってから上巻が発売されるまで3年かかったらしい(!)。もう単行本派だけどこれは雑誌を買ってしまうべきか....?と悩んでます。

⑤じゃあ、あんたが作ってみろよ(谷口菜津子)

つい最近発売された、こちらも谷口菜津子さんの漫画!今年は谷口菜津子さんの漫画を沢山読んだ。
タイトルからして、最近よく言われてるジェンダーとか価値観のアップデートとかそういう感じか...?と思ってたけど、そういう予想を遥かに上回る細やかな面白さを届けてくれるのが谷口菜津子さんの漫画だなぁと感じた。
主人公・勝男は、5年付き合っていた彼女の手料理にぐちぐち小言を言ってたけどある出来事をきっかけに変わっていく....って感じの話。登場人物の描写が丁寧で、どんどん勝男含めてみんな好きになってしまう。刺々しい啓蒙漫画じゃなくて、ふわーってハッピーになって笑いながら色んな気づきがある。あとそもそもグルメ漫画が好きだから、出てくるご飯が美味しそうなのも嬉しい。

⑥ローズ ローズィ ローズフル バッド(いくえみ綾)

主人公は40歳の漫画家で、仕事と恋に葛藤する....っていうより仕事仕事仕事恋仕事恋って感じなんだけど、それもまた新しくて面白い。仕事に没頭しすぎて彼氏にションボリされがち。がんばれーーー!って応援したくなる。
いくえみ綾さん、天才すぎませんか?いくえみ綾さんが描く男性ってどうしてこうも魅力的なんだろう。へにゃっとしてる色気。髪が大体ふわふわ。ワックスでガチガチに固めてる人と対照の存在。私がいくえみ綾の存在を知ったのはお母さんの部屋で勝手に漫画を漁ってたときだった気がする。今思うとお母さんって本当に本や漫画のセンスある。というか親子だから好みが似てるだけなのか?

⑦いやはや熱海くん(田沼朝)

純愛BLにはじまり純愛BLに終わる。これもXのおすすめ欄で見つけて購入した。
主人公の熱海くんが、まあ〜惚れっぽい。かっこよくてスンってしてるけど、実はめっちゃ恋愛体質。惚れっぽい主人公って今まであんまりいなくなかったですか?まずはそこに惹かれて読み始めて、熱海くんどうか報われてくれ!と応援してた。
でもどんどん話が進むと恋愛要素を抜きにしてもめっちゃ面白い。登場人物ひとりひとりのことを好きになる。家族や友達との関係とか...わたしスキップとローファーがすごく好きだけど、ちょっと近いものがある。

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あぁ、書いてて楽しかった〜〜〜!
来年も新たなマンガに出会ったり、大好きなマンガの新刊にワクワクしたいです。この7作が好きならこれも好きでは?ってオススメがあれば教えて欲しいです!

最後にひとつ聞きたいんですけど、純愛BLってどうやったら見つけられますか....?漫画アプリとかで「BL」ってジャンルだと大体エロじゃない...?誰か教えて〜〜。

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