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学術担当の乳酸菌のひみつコーナー 第五回:乳酸菌がプリン体低減に働く理由

こんにちは、おなかラクト学術担当です!
学術担当のコーナーでは「乳酸菌って体にいいって聞くけど、なににいいの?どんな種類があるの?」
そんな疑問に、乳酸菌の研究者でもあり、乳酸菌に向き合ってきたおなかラクトの学術担当が持てる知識を総動員してお答えできる情報を発信していきたいと思います。
この情報発信が皆様の健康や美容のために少しでもお役立ちできれば幸いです。

乳酸菌の働き方の解説

第一回では乳酸菌が多彩な機能を持つこと、第二回では、そんな乳酸菌を選ぶコツをご紹介しました。
多彩な機能をぜひ皆様の生活に取り入れていただきたいと願っています。
そこで、第三回以降はもっと興味を持っていただくために、気になるあの機能と乳酸菌がなぜ繋がるの?という疑問に答えるため、「乳酸菌が持つ機能の理由」について解説していきたいと思います。

おいしいものには罠がある?

皆様、明太子やいくら、レバーや豚骨ラーメンなどはお好きでしょうか?私はどれも心から大好きです。お酒やごはんなどとも相性が抜群です。ただ、これらのおいしい食材たちですが食べすぎには注意が必要です。なぜならこれらはプリン体を多く含む食品だからです。プリン体は代謝されなかった場合肝臓で分解され尿酸に変わり、プリン体の摂取量が多く尿酸がたまった状態になると高尿酸血症や痛風という病気になってしまいます。

おいしいものの味方!尿酸値を抑制する乳酸菌。なぜ効くの?

そんな心配を持っている方に良いお知らせです。実は、乳酸菌の中でも、Lactobacillus gasseri PA-3(PA-3乳酸菌)は「食後の尿酸値の上昇を抑制する機能」があることが報告されています。
でも、よく考えるとなぜ乳酸菌を食べるとでも、よく考えるとなぜ乳酸菌を食べると尿酸値の上昇が抑制されるのか不思議ですよね。
今日はそんな疑問に対する答えを解説してみたいと思います。

実は乳酸菌がプリン体を分解してくれるからと考えられています。

Yamadaらの報告によると(Milk Science.65;25-31)、Lactobacillus gasseri PA-3はプリン体を吸収されにくい形に変化させる酵素の活性が高く、さらにこの乳酸菌はプリン体を体の中に取り込むことが報告されています。つまり、この乳酸菌は食事として吸収されたプリン体を自分の体に取り込み、分解することで、人間の体に取り込まれるのを防いでくれていると考えられています。なんとありがたい乳酸菌でしょう。

プリン体の上昇を抑制する乳酸菌を摂取するポイント

第二回でも解説してきたように、乳酸菌は株名までしっかり見て選ぶことが大切です。
今回ご紹介したLactobacillus gasseri PA-3は(PA-3乳酸菌)株など働きが紹介されている株を選びましょう。
また、プリン体を減らす働きは、人間がプリン体を吸収するのを乳酸菌が防いでくれるものですので、プリン体を多く含む食事をする際に、食事のお供やデザートとして摂るのが良さそうです。おいしいもののお供に乳酸菌をプラスする習慣を取り入れてみてはいかがでしょうか?


今後も乳酸菌を皆様の健康や美容に役立てていただけるよう、「腸活」「菌活」の観点から情報発信をしていきたいと思っています。


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