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ひさしぶりのブリーチは皮膚も心もヒリヒリする

まゆげの脱色をした。
年明けの楽天セールでポチったJOLENがやっと届いたので、高校生以来の開封の儀にわくわくした。

ちょっと増えた気がする1剤と変わらない気がする2剤を、昭和から変わってないであろう説明書に沿って眉に載せていく。


眉毛を全部剃ってみようとか抜いてみようとか、髪をピンクにしてみようとか、クロックスで登校してみようとか
信じられないほどしっかり《高校生》したなぁ。

どんなゆるいアホな高校だよって思われるかもしれないけど、それもまたいい。
偏差値上から指折り数えて片手におさまる高校って実は校則ゆるいんだよ(高校好き過ぎてドヤァ)
福岡の獣みたいな字が含まれる〇〇館みたいなとこ(なんか優秀なとこらしい)も賢い学校は校則がゆるいらしいって不動産屋さんが言ってた。
勝手に親近感湧いた。


あの頃は微塵もピリピリしなかったのに、何故か今日はピリピリしかしない。
大人になったのか、面の皮が剥がれたのか。(一段落前までマウント取りたがってたからまだ面の皮は厚そうだ。)

一緒に眉毛をいじったり放課後のロングホームルームの時間からせっせとコテを温めてまつげを上げて一生懸命メイクの練習をした友達からちょうど連絡があって、彼女の彼女曰くうるさいダンス垢を見に行った。

高校で同じダンス部に(私はすぐ辞めたのだけど)入って、大学でも好きで続けて、社会人でも踊るOL(OLじゃなくてキャリアウーマンじゃねえかとは思ったが)
すきなことを好きなペースで続けてる姿がキラッキラして心がピリピリしたぁ、素敵なガラスが刺さった。


昔のように「人がこうしてるから私もこうしなくちゃ」はなくなったんだけど、さすがにずっと続けるかっこよさの前にひれ伏して「あぁなんてかっこいい友達なんだ」とひしひしとピリピリと。


ダンスはなんとなくイケてるし、ダンス部はなんとなくかっこいいから入ったけど
本当は大好きな楽器を続けたかった。

チョコは好きだけどダイエットのためにおでんだけにしたり赤ちゃんせんべいだけ食べたりしてた。
本当はチョコもクッキーも食べたかった。

ママの「太るからやめときな」がなんか呪いみたいに心に刺さってて
そうやって全部ママのせいにしてたなぁとなんて他責な学生時代よ…と心がピリピリした。


落ちオチはない。

なんか、やっと叶えたいこと見つけて動き出したからこそ
私ってすごく他人に責任転嫁して「この人がこう言うからこうやった」って生きてきたんだなぁと
どれだけ自分の好きとかやりたいって気持ち無視して生きてきたんだろうって(まぁもちろん人並みにはやらせてもらってきたのだけど)
少しいたたまれなくなった。
そういう生き方を選んできた自分の選択能力に対してね。


夢は叶えた方が良いって
今日そのかさんが言ってたなぁ。

叶えようね、自分のためにね。


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