【26卒+】 これからIT就活を行う人が覚えておくべき心構え 10選【IT就活】
※ 注意点
今回この記事内で述べる内容は,あくまで個人の主観に基づくものであり,必ずしも万人に当てはまるとは限らないことにご留意ください.
0. はじめに
皆さん、こんにちは。おむらいすです。
今回取り扱う内容は「就職活動」に関するものです。
これまで、私は「プログラミング / IT に興味を持つ学生たちのロードマップ形成の手助けとなる記事の作成」をモットーとして、主に大学院試験に関する記事を中心に公開してきました。
そのため、私の記事を見てくれている方の主なボリューム層は、大学生・大学院生の方であると想定しています。(以降、このような仮定のもと、記事の内容を作成していることにご留意ください。)
今回は、卒業後の進路として【就職】を検討されている 26 卒以降の方に向けて、これからサマーインターンに向けての就職活動が本格し始めるこのタイミングで、 25 卒として就職活動を行なってきた私の経験談を踏まえながら、就職活動において持っておくと良い心構えに関して共有させていただけたら、と思う次第です。
再度申し上げますが、以下に続く記事の内容が万人にフィットするものであることは保証できません。一方、以降で記載される内容は、私が実際に 25 卒として就職活動を行なって感じたリアルな経験に基づいて、特に重要と思った項目に限定しています。そのため、多少の個人差は認めつつも、概ねここで記載している事柄は多くの人に役立つ内容だと思います。
この記事に対して良いフィードバックをいただけるようでしたら、就職活動に関する同様の記事も作成しようと思うので、ぜひよろしくお願いします!
1. 自己紹介
前年度 に 25 卒として就職活動を終えた学生です。
志望業界は、主に IT 分野を中心に見ていました。
私が選考を通じて得た経験や、これから IT 分野での就職活動を検討している方に向けた記事をいくつか公開してます(今後も更新予定です)ので、ご興味があればぜひご覧ください。
それでは、本題に入ってゆきましょう。
2. 就活において役立った心構え 10 選
就職活動では、その過程でさまざまな段階があり、各段階で注力して意識しておくべき事柄が異なってきます。そこで、就職活動を以下の 3 つのフェーズに分け、心構え 10 選を、それぞれの段階ごとに紹介します。
それでは早速、それぞれのフェーズごとに切り分けて見てゆきましょう!
2-1. 初期フェーズ(夏インターン〜秋インターン)
① インターンは落ちてなんぼ。通る方が珍しい。本選考のが何倍も通る
勘違いしている方が多々いらっしゃるので、改めてここで訂正させていただくと、一般にインターンの方が、本選考より遥かに難しいです。
理由は多々ありますが、一番大きい要素は、「受け入れ可能定員の圧倒的少なさと要求ハードルの高さ」です。本選考と異なり、インターンで採用する人材は、そもそも配属される部署数に制限があるのと、参加者には、限られた時間内で実際の業務に携わるだけのスキルが前提とされていることが多いからです。
すなわち、インターンにおける選考は、人柄やポテンシャルを重視する傾向にある新卒採用というよりはむしろ、即戦力となるスキルを重視した中途採用よりのシビアな要素が強いといえます。
そのため、全体として、応募したうちの 20 % も通れば上出来だと思います。SNS を覗くと、複数のインターンに通っている方がたくさんいると錯覚されるかもしれませんが、その方達も裏ではかなりの数の辛酸をなめさせられていると思います。稀に、本当にバケモノみたいな方もいますが…。
次に記載する心構えにも関係しますが、「落ちたからダメ」ではなく「落ちて当たり前、受かったらラッキー」くらいの気持ちでいる方がいいです。
② できるだけ早く落ちる。就職活動に当事者意識が出るのでオススメ
おそらくほとんどの方は、期せずとも経験すると思うので問題ないと思います…
何らかの選考で落選を経験して、初めて就活における当事者意識が生まれると私は感じています。というのも、説明会に参加して、エントリーして… という流れまでですと、横一列に就活が進んでいるような認識で止まりがちですが、実際に自身が選考を落選することで、選考フローのなかで明確な競争と選抜が行われているということを肌で体感することができるからです。
始めのうちは、どうしても落選という事実に向き合うことが難しく感じるかもしれませんが、落ちまくると慣れてきます。(筆者は 3 社目くらいで慣れました)
一応補足させていただくと、ただ落ちればいいという意味ではありません。きちんと自分なりに対策を一生懸命行なった上で、落ちることが大切です。要は、自身の現状を正しく捉えて、それに伴う就活の現実に危機感を持って向き合うきっかけを早くから得るということが大切なわけです。
落ちた際に感じた当事者意識を忘れずに、次以降の選考にその経験を活かしましょう。
③ 出さない神ESより出すゴミES。 落ちてもその後"お誘い"が来ることも
たまに、完璧なESじゃないといけないと思っている人がいますが、多少微妙だなーと思っても、時間対効果を考えてこれ以上の改善が非効率であるという認識に至った場合は、多少ゴミESでも出す方がいいです。(もっとも、文章が論理的に破綻している、誤字脱字が散見されるなどのクオリティは論外ですが。)
というのも、ESの段階でも、書かれた文面を読んで人事の方が抱く印象というのは千差万別なこともあって、ある程度運に左右されるため、とにかく数を試すことがオファー数の期待値を上げる上で重要だからです。
1 時間かけてクオリティ 80 のESがあるならば、 4 時間かけてクオリティ 95 のESを目指すのではなく、その分他の 3 社にクオリティ 80 のESを出す方がオファーの期待値は高いです。(筆者の場合も、かなり自信を持って出したESがあっさり落ちたり、あまり時間をかけなかった若干微妙なESが通ったりしました。)
また、中にはインターン選考に落ちても、その後選考に関する"お誘い"がくることがあったりします。多くの場合、これらの"お誘い"は、「キャリア相談」「カジュアル面談」といった名目で実施されることが多いですが、実質的な優遇選考の意味を含んでいることは明らかです。このように、企業に対する志望度の高さを早期に示すことは、ノーリスクハイリターンなので、積極的に提出することを心がけましょう。
④ 世間はあなたの行動の結果に自身が損を被らない限り興味はない
中には、友人と同じ企業のインターン選考に臨んだりしていると、その方達とふとした時に、選考結果の話になったりするかもしれません。その時、仮に自分が落ちて、周りの人が受かっていたりしたらどうしよう、などと思われる方がいるかもしれませんが、正直そういった心配をする必要はないです。
というのも、基本的に世間は他者の行動の結果に対して、自身が損を被らない限りはいい意味で興味がないことがほとんどだからです。
仮に、バイトでちょっとしたミスをやらかしてしまったり、ゼミ発表で先生に詰められたり、授業を落単したりなどの失敗をしてしまったとしても、 1 時間後には誰も何も覚えていません。就職活動においても同様です。
あなたの選考結果が気になるのは、あなただけですので、気兼ねなく色々な企業に応募してみると良いです。
⑤ できるだけ長めの開発インターンに参加する
IT の特に開発職の方向性で就職活動を検討する場合は、時間があるうちにできるだけ長期(長ければ長いほど良いです。1 年 > 半年 > 3 ヶ月 > 1 ヶ月 etc…)のインターンやアルバイトの経験を積むと大幅なアドバンテージになります。
実際にお金をもらって 開発業務に携わるという経験は、それだけで差別化の要因になります。自身の技術力の向上だけでなく、面接で話すべきストーリーも勝手に湧いてきます!
また、ここで身につけた経験を交渉材料にネゴって、入社後の部署配属に関しても希望通りのところに行ける確率を上げることができるかもしれないです。
とはいっても、必ずしもここでインターンに参加できるとは限らないので、代わりの代替案を次に紹介します。
2-2. 中期フェーズ(冬インターン〜広報解禁)
⑥ 小さなものでもいいのでプロダクトを作ってGitHubに公開する
長期インターンに参加できなかった場合は、自身で何らかのプロダクトを作って、GitHub上で公開して、プロダクト作成に至った経緯、技術選定の根拠、実装において工夫したところなどに関して説明できるようにしておくと良いと思います。
ChatGPT-4, Claud 3 などの優れた生成AIの存在もあり、近年プロダクト作成に対しての参入障壁はかなり低くなっているので、1 ヶ月もあれば、ある程度のプロダクトを作成することができるので、オススメです。
⑦ 資格はそこまで重要ではない。特に就活のための資格は無意味
資格に関しては、正直あまり重要ではないです。正確には、就職活動のために資格をとるという行為自体が評価されることは少なく、ストーリーに沿った資格の取得が大切ということです。
具体例を挙げましょう。例えば、あなたが基本情報技術者試験を取得したとして、その動機がただ就職活動のためだけだったというのならば、あまりその効果は期待できないです。一方で、塾講師のアルバイトを通じて、生徒の成績をパソコンで管理する際に、自身のITスキルの欠落に危機感を感じ、今後の業務改善のために当事者意識を持って資格取得に臨んだというなら、それは評価される項目になると思います。
資格試験を就職活動でのアピールに使用する場合、散発的な資格取得を行うのではなく、何らかの動機を持って資格取得に臨んだことを示せるようにしておきましょう。
⑧ 早期に"入社してもいい企業"の内定を取る。"心の余裕"があなたをさらに強くする
夏インターン & 秋インターンの期間が終了すると、企業によっては、これらを経由した早期選考を通じて、オファーを出すところも出始めます。この時点で、このオファーを獲得することができると、以降の就職活動が一気にイージーモードになります。
というのも、その後仮に就職活動がうまくいかなくても、最悪何とかなるという心の余裕が生まれ、それによってその後の活動を優位に進めることができるからです。「ここしか自分にはない!」という焦燥感の中で企業の面接に臨んでも、ありのままの自然体で面接に臨むことは難しいですし、かえって不自然な印象を相手に植え付けてしまったりすることもあります。
初期フェーズで培った経験をもとに、ここで一度セーフティネットを確保できるようにできると良いと思います。
2-3. 後期フェーズ(広報解禁〜面接解禁)
⑨ キャリサポや友人先輩を使い倒す
面接練習にあたっては、大学のキャリアサポートセンターや、強そうな友人、およびすでに就活を終えている先輩にお願いして、実際に模擬面接をやってもらうことが一番効率的です。初めの 1, 2 回は何を話せばいいかわからないかもしれませんが、何度か面接練習を重ねていると、ある程度面接の雛形というものがわかってきて、何も意識していなくても話せるようになります。
こればっかりは、実際に経験を積んでみることでしか改善しないと思うので、慣れるまで色々試すチャレンジ精神が大切だと感じます。
とはいっても、人によってはなかなかそのような機会を取ることができない、という方もいるかもしれません。そのような場合は、次に示す心構えが役に立つと思います。
⑩ カメラで録画して第一印象の映り方や喋り方を客観視する
一説によると、面接の合否は初めの 5 分間の印象で 80 %が決定するそうです。
それほどまでに、面接において第一印象が及ぼす影響というのは重大なわけですね。そのため、面接に臨むにあたって大切なことは、自身に対する主観的印象と客観的印象における乖離をできるだけ減らすことです。では、このためにどのようなことが個人でできるでしょうか?
私がお勧めする方法は、パソコンのスクリーン録画機能を使って、Zoom上で自身の模擬面接の初め 5 分間を録画して、その動画を見直してみることです。
至極単純なことに思えるかもしれませんが、実際にやってみると、コロンブスの卵であることに気付かされると思います。
意外と自分ではハキハキと喋れているつもりであっても、実際の声はかなりボソボソとしていたり、ニコニコしているつもりが全くの無表情だったりすることがわかると思います。それほどまでに、主観的印象と客観的印象というものの間には差があるわけです。
初めの 5 分だけでいいので、自身の振る舞いが、当初イメージしているものになっているかどうか、しっかり主観的認識と客観的認識を揃えるようにしましょう。
3. おわりに
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
この記事に対して良いフィードバックをいただけるようでしたら、就職活動に関する同様の記事も作成しようと思うので、ぜひよろしくお願いします!
それでは、次回の更新をお待ちください!<(_ _)>
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