リチャード・ギアの思い出

2018年11月30日 20:06

　今回の記事は、多くの人を不快にさせるかもしれません。
　しかし、僕はなにも悪くないのです。
　冒頭、謝罪しておきますので、ご容赦ください。
　（’。’）←必殺、無敵の上目遣い

　本当にどうでもいい話なのですが、僕が結婚式の余興で元々は首からハーモニカをぶら下げてギターで弾き語りをしていたのに、途中からピアノの弾き語りに変えた理由をお話します。

　まず、披露宴の新郎の友人の余興と言うと、今は「テキーラ一気」と「その場で新郎新婦や招待客にバリカンで頭を刈らせる丸坊主芸」（これ、芸？）が二大定番らしいですが、僕の時代は「醤油の一気飲み」と「お盆を２つ持った、お稲荷さんもろ見えの裸踊り」が定番でした。

　・・・。
　なにも変わっていませんね(笑)
　かくも男というのはバカな生き物なのです。

　そんな中、ギターの弾き語りというのは比較的珍しく、これまでに25～30回、結婚式の余興をやりましたが、先に述べたように、最初の頃はギターとハーモニカで弾き語りをしていました。

　ウェディングソングではありませんが、　『夏休み』　なんかも歌いましたね。

　しかし、10回目くらいの余興のときに、披露宴会場のスタッフがあまりに横暴かつ非協力的で（ですから、新郎の父に注意してもらいました）、まともな余興ができませんでした。

　そして、また次の余興を頼まれるわけですが、僕は結婚式を挙げたことがありませんので、新郎に聞きました。

「ねぇ。披露宴の余興のことは事前に式場と打ち合わせしないの？　前回の余興では、延長コードがないと言われて（実際にはあった）、アンプをコンセントにつなげなくなりそうだったし、スタンドマイクすらないと言われて（実際にはあった）散々だったんだけど」

「あまり、余興の打ち合わせまではしないかな。ただ、ピアノやエレクトーンを使うかは話し合うけど。それによって式の値段も変わってくるし」

　そのセリフを聞いた僕は、「それならピアノの弾き語りのほうがいいな。事前に準備もできているし、僕も手ぶらで行けばいいから。自信はないけど、一度、ピアノの弾き語りで余興をしてみよう」と思い立ちました。

　ちなみに、男性の余興の定番は上に挙げたものですが、女性の余興の定番は、「３人くらいで花嫁も巻き込んで歌う『てんとう虫のサンバ』」と、「ピアノの上手な人のクラッシック演奏」で、はなからピアノがあるのですから、ではそれを拝借しようということです。

　そして、一発目のピアノ余興は、やっぱりハーモニカも吹きたかったので、ビリー・ジョエルの『ピアノマン』と、僕のオリジナル曲にしました。

　さて、まぁ、普通に盛り上がって僕が自分の席に着くと、着飾った（披露宴なので当然ですが）花嫁の女友達二人組が僕のところにやって来ました。

　そして、こう言ったのです（はい、ここ、怒るところです）

　　　　↓

「演奏素敵でした。『プリティ・ウーマン』のリチャード・ギアみたいでしたよ。よく言われません？」

　
　・・・。
　そこのあなた。
　今、深夜の駐車場で僕のことを自転車のチェーンで締め上げようと思いましたね。

　ただ、いいです。
　信じてくれなくてもいいです。
　どうせ昔の話ですし。

　でも、僕は20代後半から30代の頃は、結構な頻度で「リチャード・ギアに似ている」と言われていたのです。

　・・・。
　そこのあなた。
　今、深夜のコンビニの前で、釘付きバットで僕の後頭部を殴ろうと決意を固めましたね。

　でも、今それをやったらシャレになりません。
　本当に「狩り」になってしまいます。
「オヤジ狩り」という名の「狩り」に。

　まぁ、そんなこんなで気を良くした単純な僕は、　『予感』　とか　『愛しい君と』　など、余興の楽器をピアノ曲に変えていったというわけです。

　なにか、本当にどうでもいい、これこそ「ネットの無駄遣い」のようなエッセイになってしまいましたが、どうかご容赦のほどを。

（’。’）←これをされたら許さずにはいられない、必殺上目遣い

　ちなみに、『無限ループ』の主人公の西城誠二がリチャード・ギアに似ているという設定も、僕のこうした実体験にもとづいています。

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