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適応障害の治療日記

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適応障害と医師に診断されてから、実践した治療のふりかえりを纏めています。
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2021年2月の記事一覧

キャリアカウンセリングの実践 | 登壇資料の作成

3/6(土)の登壇にむけて、資料をつくる。

準備はたくさんしてきたが、今回は準備の時間が長すぎて話したいことがまとまらない。仕方ないので、今回は話すことを削るようにした。

こうやって話すことを制限していく経験は初めてなので、ドキドキしている。でも、いい機会だと思う。頭の中を整理して、言葉にするとスッキリする。無意識で出来たことを意識的に行えるようになるので、行動の質が上がるのだ。

自己コント

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キャリアカウンセリングの実践 | 談笑を交えたふりかえり

キャリアカウンセリングの実践 | 談笑を交えたふりかえり

キャリア面談のふりかえりをやっていこう。

今日はすこしくだけた感じにやってみた。いつもはYWT形式のふりかえりをしているが、どうしても固くなる。リラックスした状態からふりかえりを行うと良い感じの距離感になれることがわかったので、続けていこうと思った。

相手がくだけたからといって、満足度が高くなるとは限らない。しかし、くだけた感じにすると継続的な支援に繋がる。今回やったこと、感じたこと、わかった

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キャリアカウンセリングの実践 | 継続的な支援への第一歩

キャリア面談をしていて、これまでは一回限りのやりとりをしていた。これにマンネリを感じ、進捗を感じられないということであった。なので、定期的にやりとりをして、定点観測をしていこうと試みることにした。

個人的には、チャレンジングなのだが、定期的にやりとりをすることで、ふりかえりの機会が増えることを期待している。そうして、お互いに満足感が増えるならそれで良いのかなと思った。

利他的になるのも、利己的

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キャリアカウンセリングの実践 | マンネリの打破。相手から学ぶ

今日はキャリア面談をした。マンネリを隠せず、やる気も表情筋も元気がなかった。

しかし、相手から学ぶように意識をすることで少し変わった。今日はそんな実感があった。

好奇心の強い人で、開放的で隠し事をしないタイプ。人見知りしない人だった。そんなタイプの人と話すことで、自分にも活力が沸いたと思う。

コロナ禍が少なからず影響している無気力さがある。しかし、それはみんな同じこと。なるべく自分に優しくし

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キャリアカウンセリングの実践 | 良いと思ったことを率直に褒める

相手の真意を対話で深掘りしていくと、だんだん相手のことがわかっていく。良いと思ったところは率直に褒める。相手に媚びるように褒めるのではなく、「あなたの○○なところは他人にはない要素なので、強みだよね」といった良い方をする。褒めるというより、長所を述べるといった感覚が近い。「ここは長所です。なぜなら、○○だからです」という言い方をする。なんだか感情の伴わない言い方に見えるが、実際そこまで感情を込めて

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キャリアカウンセリングの実践 | 対話から相手の真意を分析する

キャリアカウンセリングの実践 | 対話から相手の真意を分析する

どう思ってますか?という質問をすると、相手が無意識で考えてきたことが少しずつ言葉になっていく。「○○だと思うんですよね」などという言い方から、だんだんと。

なるべくオープンクエスチョンを意識する。相手の意識を決めつけない。質問の回答が返ってきたら、「なるほど、○○と思ったのですね。ちなみに、何をそう思ったのですか?」とする。HowからWhatへ具体化する。Whatが見えてきたら、Whyを質問する

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キャリアカウンセリングの実践 | 事前分析と対話の導入まで

キャリアカウンセリングの実践 | 事前分析と対話の導入まで

心理分析に掛かる時間が以前と比べて削減できるようになった。こちらの質問メッセージの回答内容から、だいたい30分以内には分析ができるようになってきた。質問メッセージのなかで、とくに重宝しているのは性格診断アプリの結果と、筆記開示の結果と、自己PRの結果だ。この3点から、相手の性格を分析して、どんなことを喜ぶのか、どんな言葉が刺さるのか、やりたいことと向き不向きとのギャップは何かを探る。性格改善の施策

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キャリアカウンセリングの実践 | 消極性が強みに変わる瞬間

キャリアカウンセリングの実践 | 消極性が強みに変わる瞬間

今日もキャリア面談のふりかえりをやっていこう。

面談した人はおとなしめなタイプで、決まっていないと動けないと言ったり、正解を教えてほしいという言い方が目立った。

消極的なタイプかなと思ったのだが、実際は違った。ムダなことがきらいで、合理的なタイプだったのだ。

カオティックな現場で不確実なまま進むのではなく、規律を決めてから動くことに価値を感じるのだ。弁護士など、かっちりした職種に多いタイプだ

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対話と分析のコラボレーションが、エンジニアとしての新しい価値提供につながる

対話と分析のコラボレーションが、エンジニアとしての新しい価値提供につながる

なんて、壮大なことを書いたが、要するに、対話で情報を効果的に取り入れることと、エンジニアの業務で鍛えた分析思考を生かして、その人の趣味嗜好や適性をチェックすることには価値がある。曖昧なものを明確にするというエンジニアの職業的な強みが、対話スキルとコラボすることで精緻な分析を可能にする。

まあ、意外と、エンジニアには心理分析の素質があるんだなというのが、最近の学び。

要望と適性とのバランスを取る。それはキャリアカウンセラーにしかできない仕事だ

要望と適性とのバランスを取る。それはキャリアカウンセラーにしかできない仕事だ

向き、不向きという言葉がある。

その一方で、やりたいという言葉がある。

大事なのは、バランスを取ることだ。やりたいことをやっていれば幸せかもしれないが、無理なく続けられることをやるのもまた、幸せに寄与するのだと思う。幸せとは、持続可能な無理のない幸せのことである。無理をすることに幸福はない。

それもまた人生。しかし、考える必要はある。

人生の解像度を上げる

人生の解像度を上げる

ボランティアでキャリアカウンセリングをしていると、キャリアカウンセリングとは何なのか、ある程度自分なりの答えが出る。自分にとってのそれは、他人の人生の解像度を上げるということになると思った。

人生の解像度を上げるというのは、人生を自分でコントロールしている感覚を強くするということだ。自己効力感を高めるともいう。

自分がやっているキャリアカウンセリングという作業は、広く言えば、「人は何のために生

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話ながら頭の中を整理する

話ながら頭の中を整理する

そろそろ登壇が近いので、頭の中の考えを整理しようと思った。いつもはDynalistに書くところから始めているけど、今回は話ながらまとめる方式でやってみようと思う。ラジオ収録形式でトークスクリプトをまとめてみよう。どんなことになるか楽しみだ。

自分の価値とつながるには、楽しいと思えることをひたすらやろう

自分の価値とつながるには、楽しいと思えることをひたすらやろう

という話だ。

登壇資料を作っていて、悶々とした。自分が喋りたいことを喋ればいいのに、ごちゃごちゃ考えていた。受け狙いとか、有意義なことを話そうだとか、そういったことだ。

自分本位でいいじゃないか。「こうあらねばならない」という考え方は害悪だ。だいたい滑るだけだ。自分が楽しいと思うことをひたすら追求すればそれでいいのだ。

だれのために生きるのかといったら、自分を満足させるために生きるのだ。自分

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