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勝手にパケデザ!Vol.1 「アイスをのせておいしい?!ワンカップカクテル【後編】」

架空の案件からパッケージデザインを制作する「勝手にパケデザ!」
後編は実際にデザインを制作していきます。

↓ 前編はこちら

↓ そして商品概要まとめです。

「アイスをのせてもおいしい、ワンカップカクテル」の提案

コンセプト:
「お酒の境界線を越えてきた、ちょっと気になるアイツ」
ターゲット層:20歳〜25歳程度までのZ世代

商品名:「I-Chu(アイッチュ)」

「アイス+酒(しゅ)」の造語。
「私(I)」が「好き(Chu)」なものという意も込めています。音が可愛くて覚えやすい。

味:ピーチ、マスカット、ブルーハワイ
カラフルで映える色でありつつ、お酒(カクテル)として美味しい味を3種類チョイス。

容器:180mlワンカップを採用。
コップに移さずそのまま飲んでも可愛いを目指します。形状も、ワイングラスのように下部がくびれているものを採用。

上記の提案からデザインを3案作成しました。


まずは1案目。

こちらは最近流行りのネオンモチーフから着想を得たものです。可読性ギリギリまで余白を設ける事で、少し韓国語っぽいロゴにも仕上がったと思います。あえて文字で説明せず、ソーダアイスのイラストのみにすることで「あ、かわいい!…ん?でもなんでソーダアイス??」という疑問を持たせつつ誘導し、裏面情報などを見て「あぁ!なるほど!」とそこで納得して貰えるようあえて情報を削ぎ落としています。味の表記に関しても、近づかないとわからない程度に留めています。知りたい心理を突いたデザインを狙いました。


実際にアイスをのせたら、こんな感じ。

お店のカクテルグラスのようです。映えますね!



続いて2案目。

こちらも情報を文字で表さないタイプのデザインです。カクテルの部分を型抜きにし、実際のカクテルの色がのぞくようになっています。そしてこちらはラベルなんですが、味の名前の色版以外は共通版になっています。(※ホログラムラベルの場合に限り)製造時の調整がききやすいラベルデザインです。


アイスをのせたイメージは

こんな風です。キラキラひかると、なかなか可愛いのでは?!



そして3案目。

容器印刷とポップシールの二段構えです。
容器は、口のまわりがアイスだらけの人の顔にも見えるし、アイスクリームを落っことしたようにも見える。ルビンの壺効果を利用した不思議なイラストで、ちょっと気になるアイキャッチアイコンになっています。
容器は全種類共通、ポップシールも味のカラー版と白版以外は共通です。ポップシールのそれぞれのベースカラーは蛍光色を想定しています。

そしてアイスをのせると

アイス頭の出来上がりです。
飲み終わった後も、何か別の用途にも使えそうですよね。


いかがでしたでしょうか?
Z世代をターゲットとして掲げてはいますが、総じて自分の「可愛い」と思う感覚も大事にしながら、冒険的なデザインに挑戦できたと思います。
今後市場を担う存在になるZ世代の研究としても良い勉強になりました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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