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勝手にパケデザ!Vol.1 「アイスをのせておいしい?!ワンカップカクテル【前編】」

架空の案件からパッケージデザインを制作する「勝手にパケデザ!」第1回目は「Z世代へ向けた新しいお酒の提案」です。
Z世代とは明確な定義は無いのですが「1990年台後半から2010年前後に生まれた人たち」大まかにいうと2023年現在で10代後半以降20代前半あたりでしょうか。今回は「お酒」の提案ですので「20〜25歳くらい」をターゲットとして設定しています。

前編では問題提起や仮説を立てていますが、正直に申し上げますと専門的なマーケティングの経験はなく、現在独学中です。
そんな素人が「勝手に」コンセプト立案していますので、粗野な部分はどうか薄目で見守っていただければと思います。


若者の「お酒離れ」?

「若い子ってほんまにお酒飲まんよなー」
…ひと昔前までよく聞くフレーズでしたよね。これ、食事会の場ではお酒を飲んで親睦を深める「飲みニケーション」が一般的だったから。今聞くとちょっと違和感ありますよね。好きにさせてよ、と言いたくなります。
違和感の原因のひとつに、コロナ禍以降、お酒との向き合い方もライフスタイルも多様化する中で、コミュニケーションに必ずしもお酒を必要としなくなってきた。そしてそれがあたり前として浸透してきたことも大きいと思います。

そんな各々の意志が尊重される時代に生きている。なので、「お酒を飲む人が減った」というよりも「食(もしくは食事会)への楽しみ方が多様化し、その中にお酒が入らなくなってきた」という方がしっくりきます。
「若者のお酒離れ」を問題視するより、「お酒との距離をほどよく保ち、お酒そのものを各々の価値観で楽しめる世代」と捉える方が、より楽しいモノを生み出せるのではないかな?と思っています。


求められる「お酒のカタチ」とは?

ものをつくる時、利益を上げなければいけないので、出来るだけ大衆(またはターゲット層)に「いい顔」をした物が出来上がります。
「いい顔」の商品には、安心感があるというメリットもありますが、Z世代には刺さりづらい傾向にあるようです。

・大衆が「いい」と思っている物より、自分が「いい」と思うものをチョイスしたい。
・自分自身に本当に刺さるものを取り入れたい。
・一方で第三者と話題性を共有したい。

そんなZ世代の方たちに振り向いて貰えるお酒って、必ずしもお酒のカタチをしていなくても良いのでは?おいしいのはもはや当たり前で、その先にある効能…例えば自分にとって心地よく癒されるものであったり、面白くて話題性のあるものであれば興味を持って貰えるかも。

というわけで「お酒の境界線を越えてきた、ちょっと気になるアイツ」という位置づけのお酒を目指して「アイスをのせて美味しい、ワンカップカクテル」を提案します!(ざっくりーー!)



商品概要

商品名:「I-Chu(アイッチュ)」
「アイス+酒(しゅ)」の造語。
「私(I)」が「好き(Chu)」なものという意も込めています。音が可愛くて覚えやすい。

味:ピーチ、マスカット、ブルーハワイ
カラフルで映える色でありつつ、お酒(カクテル)として美味しい味を3種類チョイス。

容器:180mlワンカップを採用。
コップに移さずそのまま飲んでも可愛いを目指します。形状も、ワイングラスのように下部がくびれているものを採用。



ふぅ…長々と失礼いたしました。
次回、実際にパッケージデザインを作成していきます。

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