見出し画像

ときめきを大事にしたい

大人になるとドキドキすることが減るらしい。
ドキドキすることは寿命を縮めることだから、寿命を縮めないようにできているとか昔何かで読んだ気がする。

ドキドキまではいかなくても、結婚して落ち着いてくるとときめきは減る。毎日同じことの繰り返し。
特にこのコロナ禍になってからあっという間に月日が過ぎるのは毎日同じような日々でときめきが減っているからに違いない。

でもだからこそ、小さなときめきを大事にしたいと思う。
例えば好きなお店で可愛いアクセサリーに出会えたとか、お店の人がおまけしてくれたとか、面白い本に出会えたとか。

この小さなときめきはやはり自分の足で動かないと出会えないような気がしている。ネットで見てときめいても実物が届いたときにはがっくりくるか、ときめきが失われていることが多い。
ネットだとどうしてもピンポイントで自分が元から狙っているものに焦点を当てがちで、「あ、これ意外と合うじゃん」とか、「もともと狙っていなかったけどこれも面白そうだ」というような新しい発見が少ない。

最近、本はネットで買うことが多かったが、久々に本屋に行くことにした。
もともとは資格を取ろうか悩んで資格取得に関する本を物色するつもりだった。
もちろん目的は達成したのだが、他にももう一冊買おうと思って店内を見ているうちにこの本に出会った。

ここ最近ヴィンテージショップでハイブランド品に心躍らせていた自分にもってこいの本だった。本のカバーも美しく、インテリアとしても悪くない。
まだヴィトンは自分で買ったことがないし、買えるほどの財力もないけれど、次はLVMHグループのブランドで財布を買いたくなった。
ハイブランドのブランド戦略は消費財などの戦略とはまた違って興味深いものだった。
ブランドに歴史と信頼があるからこそ、マーケティングは不要だという理論もなるほどと思った。

ブランドに携わる者の端くれとしても、もう少しハイブランドの戦略を学ぼうと思う。

次は同著者の「シャネルの戦略」を読むつもりだ。コングロマリッドであるLVMHとは違う、独立系メゾンとしての戦略を学んでみたい。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?