見出し画像

生きていてほしかった

1泊で帰省してきた。

私は20年以上前に自死により兄を亡くしているのだが
今回の帰省は、
その兄の友人たちが兄の命日に合わせて実家に遊びに来る
と母から聞いたため。
私と兄の友人たちとは、
兄が亡くなった時にお通夜でたくさん話をした。
ずっと寄り添い続けてくれた。今も。
中でも、兄の親友であった人とは、兄が生きていた時から
面識があったため、亡くなったあとに文通をしてもらい
かなり私の心を癒してくれた。
今でもたまに手紙やlineでのやりとりがある。

20年以上、亡くなった兄の事を忘れないでいるという事は
出来るかもしれないけど
その実家を訪ねるって、なかなかできる事じゃないと思い
感謝の気持ちでいっぱいである。

私が兄の死によって抱えたものがあるように
きっと、皆、それぞれに、抱えているものがあるのだろうと思う。
そんなことは感じさせない
楽しいひと時を過ごして実家を後にした。


兄が生きていたら無かった集いであった。
兄が生きていたら無かったご縁であった。

でも、やっぱり、それでも。。。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?