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アジャイル開発は大手に向いてないのかも

こんにちは。おもちです。
昨今、システム開発にアジャイル開発・アジャイル思考を取り入れていきましょう的なことが言われていますが、中々うまくいかないのかなぁと思っていることが多いので、その理由を綴ります。

1プロジェクトに集中できない

大手以外の企業もそうかもしれませんが、年齢・役職が上がる毎に担当するプロジェクトは増えていきます。私も1年目は1プロジェクトの1担当者として、システム開発を行っていました。2年目以降になるにつれて2,3プロジェクトを掛け持ちしていくことになります。
アジャイル開発は『スピード』が重視されるので(というかお客様へ付加価値が高いものをいかに早く提供できるかに掛かってくるので)複数掛け持ちしている場合は、どうしてもスピードに欠けてしまう。他のプロジェクトで問題が発生してしまった場合、そっちに時間が取られてしまったり、チームの待ち状態が発生してしまう。そうなるとアジャイルの意味が無くなってしまうと思います。いかに1プロジェクトに集中して、スピードを高めて顧客へ提供できるか、を考えると大企業には向いてないのかなと思います。

承認者(承認プロセス)の壁が多い

大企業あるあるかもしれませんが、承認プロセスがまず多い。課長→部長→役員→お客様の課長→お客様の部長→お客様の役員、、、と。特にアジャイルのような新しいことをやるプロジェクトは『リスク』を問われるので、その説明に追われてしまう。。そうなると、判断も遅くなるし、『スピード』にも関わってきます。

また、アジャイル開発は『正解がわからない中で、プロダクトを開発していき、段階的に改良を加えていく』ので、プロジェクト立ち上げ期には中々成果物が上がってこない。そうなると上司やお客様から『本当にこのプロジェクトは大丈夫なのか?』と目を付けられてしまい、その説明資料の作成に追われてしまう。そして本当に投資すべきなのか?と疑問を持たれる。といった負のサイクルが生まれてしまうと思います。

最後に・・・

まだ、日本の大手企業でアジャイル開発を浸透させるのにはまだまだ時間がかかるのかなぁと個人的には思ってます。5年前ぐらいからアジャイルの概念は始まっていたんですけどね、、、何か衝撃が走るような出来事(コロナになってテレワークが一気に普及したように)があればいいのですが、、、

プロジェクト開発で今まで取り入れられてきた『ウォーターフォール開発』で成功体験を積んできた方ばっかりなので、その人たちの価値観・文化を変えるのは至難の業ですね。。

結論としては、アジャイル開発をどう浸透させるかよりかは、組織の文化をどうやってぶち壊すか(新しい文化を早く取りいれる文化を作るにはどうすればよい)、を考えた方が良いかなと思います。良い策があれば教えてください。皆さんの参考になればと思います。

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