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かなで奥様ストーリー6章

かなでさんがズルいのは、普通にプレイしているだけでも滅茶苦茶エロいという点だ。
 きゅっと内股気味になって振動を堪えつつ、俺の腕に自分の腕を絡めて身を寄せて来る。
「身体の、中で……すっごく……震えて……ます……っ」
 キャラクターになりきって、そう報告してくれるかなでさん。
 体の中に埋め込まれたとびっこの振動に身を震わせ、その震動がどれほど気持ちいいかを表情や仕草で表現してくれる。
 そんな原作キャラクターでは絶対に見られない光景が、目の前で展開されている。
(まあエロ同人とかだと、割と鉄板ネタではあるんだが……それはそれ! これはこれ!)
 生身の人間がそう振る舞ってくれているということが、どれほどインパクトのあることか。
 俺は毎度感動しながら、かなでさんとのプレイを堪能するのだ。
 一度とびっこのスイッチを切る。震動が止まったことで、彼女は普段通りの歩き方に戻った。
「どうだった?」
「やっぱり、想像するのとは全然違いますっ。こう、体の中でむーって動く感覚が、凄く、強く感じられてっ」
 キラキラとした目で報告するその様子は、イメージしているあのキャラクターの振る舞いにとても近い。
 本当に、得難い人だ。
 俺はそんなことを考えながら、再度とびっこのスイッチを入れるのだった。

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