空飛ぶタイヤ



「空飛ぶタイヤ」

題名からドローンのドラマかなと思い見ることはなかった。

入院中にアマゾンプライムで見て驚いた。

メーカーの隠蔽体質とその被害者が戦うドラマだ。
大企業の隠蔽を暴くためには、小さいものが個々で戦っても勝てない。
大企業からみると、小さいものが、どうやって検査して証明するのか?
その費用も無いだろうと思われており、更に情報の隠蔽を図り証明出来ないようにしている。
弁護士にしても品質保証に特化して戦うことは難しいのが現状だ。

日本では戦後このような企業が大企業になり、バレなければ問題ない。という考え方で各産業が増大してきた。

公的検査機関や警察の判断も大は正しく、小は正しくないというのが基本になっている。

昨今、大企業の隠蔽が摘発されているが、これは氷山の一角でしかない。

大企業から独立して、中小企業を立ち上げた方も同じ隠蔽体質持っているからだ。 なければ問題ない。

この考え方は、日本人として倫理的にどうなのか?
最初は、この位は大した事ないから大丈夫。
次には、前回バレなかったし、この位はバレないだろう。
と次々に膨らんでいき、隠しようが無くなってしまう。

製品のライフサイクルで、この製品はあと1年で次の新製品が出るから、「異常なし」や「使用方法が間違えている」などお客様が悪いという返答で誤魔化すようになる。

福島原発の問題もこの考え方に当てはまる。
私達が生きている間に大地震は来ないだろう、もし大地震が来ても被害は少ないだろうと安易に考えて、ある程度の限界値を採用してしまう。
限界値とは、最大に併せて作るか、最大よりも下で設定する場合には、最大が来ても被害は出ない対策をする必要があると思う。
責任者が責任感をどう感じるのか?
大企業の福島原発の現場責任者は、サラリーマンだ。
サラリーマンである限り、上司の指示が絶対になってくる。
事故が発生する前に現場責任者を役員にして、安全策及び事故発生でも被害をゼロにする施策を練り発表させるなど、今まで以上に責任について意識する必要があると思う。
そこで危険に対して対策が必要という判断が下れば、原発を停止させその対策後に再稼働をさせることが必要だと思う。
危険が伴う事業は、企業経営からの判断でなく、安全性からの判断に変えなければならない。
その安全に対して経営に影響が出る場合には、国や地方自治体からの支援が必要だと思う。

個人の感想だが、日本人としての倫理を再度考え方いきたい。

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