詩 溶けたマンゴー
解凍して食べよう
真夜中るんるん
藍色の小皿に出した
マンゴー3つ
気がつけば朝
すっかり解凍された
マンゴー3つ
口に入れて駆け足で向かう
職場の人とのランチ
髪の毛巻きたかったのにな
きっと疲れていたのだ
何かが食べたいと思って
ちょうどいい気がした夜
でも朝の方が
しっくりくるような
鮮やかなオレンジ色が
私の目を覚ました
おはよう
考えても分からぬこと
朝まで放置してみるのも
ひとつの手だ
これでいい
朝にはいろんなものが
溶けている
太陽が顔を出して
教えてくれる
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