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詩 笑顔の温度

世の中が暖色に
衣替えする季節
記憶の中で
シャカシャカと鳴る
木の葉の音

昼夜の寒暖差
建物恋しく
目指す足取りはやく

さあ帰ろうと
風に吹かれて
家路を急ぐ

俯きがちな季節の中
ひとつだけ
確かにあった
温もりに満ちたそれは

あの日くれたカイロよりも
ずーっと長く
温かいまま

思い出すと
心がほんのり
あったかくなる
あの子の笑顔


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