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旅/ムンバイでスキンヘッドにした話ww
2004年の話。
安宿で水シャワー浴びてて、唐突に
「剃っちゃお」と思い立ち、T字カミソリで頭を剃り始めた。もともと坊主頭だったので、スキンヘッドにはあんまり抵抗がなかった。
ところがである。ビミョーな長さに伸びていた頭髪が、カミソリの刃と刃の間に引っかかって、うまく剃れない。
最初からぜんぜん剃れなかったらよかったのに、ビミョーに剃れてたもんだから、続行したのが悲しみよこんにちは。
いかん、いかんぞ、このままじゃいかん、と思いながら剃り進めたが、完全に髪の毛がつまって全く剃れなくなってしまった…最近の細川たかし先生みたいなところで。
ヤバい、ヤバいぞ、でもここはボンベイ、街に出ればそこここに床屋さんぐらいあるはずだ…
服を着て、頭をタオルで隠し、心臓バクバクしながら街に出た。
どのくらいさまよったろうか…床屋さん見つけた‼
勇んでドアをあけると、イカしたネーちゃんが来るところのようで場違いだったが、恥ずかしいとか言ってられない。細川のまんまじゃヤバい。
バッと頭のタオルを取ると、こっちを向いた美容師の兄ちゃんが、爆笑しかけたが一瞬でおさめ、言った。
「…Why?」
なぜ? …なぜ?
お客さんがほかにもいたかは覚えていない。美容師さんは4、5人いたかな。みんなひくひくしてたけど、誰も笑わなかった。
※次回は感電した話の予定は未定。
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