ちょっとした悩みがあります。ほんのちょっとしたものです。
今は当たり前になったマスク生活。
わたしはもともと、だてマスクが好きで
今までも風邪予防と言いながら、夏の暑い時以外はほぼマスク姿で過ごしていた。
予防のためでもあったけど、それよりも防御と言った方が正しかった気がする。
マスクをしていた方が生活がしやすかった。
顔が隠れている安心感があった。
社会と少しだけ、距離が置けている感じ。
何年も前から、元祖ソーシャルディスタンス。
あるところでは、だてマスクは顔のパンツだなんて言われていた。
はいてないと、恥ずかしい。
お顔におパンツ。
まさに、パンツのような感覚でマスクをつけていたかもしれない。
外では社会と距離を置きたがるわたしが
なぜだか家でズボンを履くのがとても苦手だ。
なんとなく、不快に感じる。
邪魔で動きにくい。
お顔隠して、尻隠さず。
ズボンを履かずに、心おっぴろげ。
そんなことわざがあったような気もするし
なかったような気もする。
履いていない方が楽に暮らせるんだったら、わたしは履かない人生を選びたい。
逆になぜみんなズボンというものを履くのか。
おしゃれに、パンツ👖とは言わない。
ここはあえて、ズボンで。
なぜに対する答えは大体出ているけど。
パンツ一丁で生活しているわけではない。
タイツは身につけている。
可能な限り下半身はもじもじくんスタイルで生活をする。
それは夫がいてもいなくても。
ひどい話だ。
恥じらいは持った方がいいに決まっている。
テレビに推しが出ているだけで、「きゃあっ❤️」なんて恥ずかしがるのに
目の前の夫には恥ずかしいという気持ちが持てずに、楽な方を選んでしまうのはごめんなさいの気持ちだ。
素知らぬ顔をして、もしもじくんで1日やり過ごそうとしても
「ズボンはきなよ」と言われる。
誤魔化せない。すぐにバレる。
今日は珍しく夫が帰ってくる前からズボンを履いていたわたし。
なぜなら、外は春の嵐。
窓にはばっちんばっちんと雨が当たる。
雨だけならまだいい。
もしも何か飛んできて、窓に当たったら…と考えた結果、すぐに避難できるようズボンに足を通していた。
自慢げに
「今日ははいてるんだよね、ズボン」と言う。
もちろんドヤ顔で。
「当たり前やん。はいてて当たり前なのになんでエライみたいな言い方してるん」
え、褒められて伸びるタイプなんですけど。
こっちはエライ待ちなんですけど。
エライがほしくて、喉以外の場所からも手が伸びちゃってる。
しかも、エライもなけりゃ
「なんかフォルムがおじさんみたい。そんなフォルムだったっけ」とか言う。
余計なんだよなぁその一言。
ズボン履いてるスタイルを見慣れていないせいじゃないのか。
そんなこと言うなら、またもじもじスタイルに戻りたい。
普段、履き慣れないものをはいているせいでなんと前後逆に履かれてしまったズボン。
おしりのポッケがふたつ、前についている。
ズボン履きたくないなんて、なんだかまぬけな最近のちょっとした悩み。
そう言えばこの前は、スカートを履かずにリュック背負って出かける気満々だったっけ。
平和と言ったら平和なのかもしれないけど。
うっかり癖があるんだから、気をつけないと。
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