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学ぶとつくるを刺激する問い×???

ときどき『3月のライオン』を無性に読みたくなるときがあり、そうなってくるとSpotifyで『アンサー』を検索し聴いてごまかし、衝動を抑える。そんな春うららな3月。行政プロジェクトを伴走させてもらうようになり、いつの間にか3年の月日が経つが、未だにバタつきを隠せぬままに過ぎている。

今年度は、学びの場づくり(ワークショップ、プログラム起案、マイプロ支援、教材考案etc.)が手を変え品を変え、オン/オフさまざまな領域に渡っている。あれこれ扱うテーマは散らばれど、根っこにはあるのは「学ぶ」ための主体性へのアプローチと、インプット過多にならずに次のインプットに向けた「つくる」を触発する場を育てていくこと。

そして、それぞれが「学んだこと」「つくったもの」がちょっとしたプロジェクトに、または小商いに、生業に、と関わった人自身を悦ばせるコミュニケーションツールへと変容していくこと。そうなるとベター。

TENGの仕事というのは、わかりやすくいえば、子どもから大人までの「教育」に関わっていくわけだけど、その立場をあきらめると、ぼく(ら)が「教える」という立場に立つことはは一つもない。

細かいニュアンスの話だが、「教える」というより「共有する」。

何を共有するかといえば、立場と視点の違いや、ちょっと先に経験を積ませてもらった者としての知見や感覚など。新たな学びとものづくりを触発できれば、あとは受けとり手の「感じる」「考える」「実験する」に懸かっている。

もちろんだからといって眺める・見守るだけというわけでもなく、「問いかける」というのは特に意識している。答えを渡すでなく、ヒントを与えすぎるでなく、本人が深くのめり込むためのきっかけとしてのクエスチョン。そいつを適当な距離のところにそっと置いておく。

ちなみに、「問いかける」は「問い×(かける)」でもあり、その場や人とかけ算するテーマやらキーワードってのがあるはずだ。たとえば、今日あったワークショップであれば、大テーマとして「SDGs」、小テーマとして「予防」や「働き方」、そしてやってくなかで見つけた個人テーマは「疑い」と「境界」だった。みんなにとって何をかけ算できるのか、場のアドリブ性ないし余白に頼りながら、見つけにいきたい。

そんなサポート・スタイルをTENGとしては確立していければと思う今日この頃です。答えはどんなときも当人のうちにしかない。


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