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ケケケの日記

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日記(のようなもの)
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2022年8月の記事一覧

主夫になりたかっただけなのに

「ワークライフバランスってどうなってますか?」 最近、10コ近く年の違う知人に不意にそんな質問をされて、思考が一瞬にごった。「ワークライフバランスかぁ…」。手触りのない言葉に対して、どう答えるのがベストなのか、ぼくからすれば言い淀むべきクエスチョン。 そもそもの話! 鳥取大山に来てから、近所付き合いの延長線上で、地域プロジェクトに関わりはじめ、できちゃった婚のように会社までできて、活動するようになってしまっていた。恥ずかしながら、志なんてものはさしてない。 自分の暮らし

気づけば、とぼとぼ、空に祈っていた

島育ちだから、ってのは関係あるのか、ないのか。空を見るのが癖になっていた。それに気づいたのは、島を遠く離れた、大都会東京で生活しはじめてからのこと。 井の頭公園に通いがちになっていた22歳、いつの間にか三鷹台に住むようになっていた。大学は休学中。自宅から駅までは10分ちょっと、職場の新宿に向かうため、いつも通りに朝込み合う車両が待ち構えてるプラットホームを目指す。 ぼくはいつも朝はとぼとば歩きながら、駅に向かう。仕事が嫌なわけでもなく、満員電車が苦手なわけでもない。ただた

「一人で」にこだわると、理解が鈍る。

一人でだと続かない、それどころか始まりさえもしない。 だから二人で三人で、と、他人の手を借り、巻きこみながら、”ゆるやかな強制力”に則って、自分のめざす方向に向かっていく。そのやり方は選択肢のうちの一つでしかないのだけど、「全て自分一人でやらなくちゃ」と締め付けがちでしんどくなってしまうくらいなら、手札には加えておくといい選択肢であるのは間違いない。 今思えば、2012年に始めた「ハチナナハチハチ」という共同ブログは、まさにそれだった。 「一人でブログが続かねぇな」と思

「住んでくれてありがとう」じゃなくて

never young beach『サイダーのように言葉が湧き上がる』の唄い出しの歌詞である。ふとふり返れば、まさに「そんなあんばいが続く1週間だわなぁと」思うのだけど、今にはじまったことでもなく、定期的にうまくいってない身としては、月1で遊びにやってくる友人くらいの親近感すら湧いている。自分の情けなさも、運やタイミングの悪さもあきらめちまって、ゆるやかにLife goes on.っつーことで。 あ、そうだ、項垂れながらも嬉しいこともあったんだったや。 お盆だったこともあ

モーニングページを朝以外にもやってますけどなにか?

この2〜3日、新たに突きつけられた「よくわからない」を整理するためにHPもMPもめっちゃ使った気がする。 目の前の事実は変わらないし、もちろんしかと受け入れるんだけど、その過去の点をどの角度から捉え直すといいのか、つなげられそうな未来の点がどこにあるのかを探し、明るい線を結んでいけるように今の取り組みを微修正していく。その修正箇所がいつもよりも多くてちょっとだけ疲れちゃったな。けど、整ってくると「あとはやるだけか」という心持ちになる。 さてと、先へ進みましょうか。 そう

一人で生きてかなくちゃいけないわけもなく。失敗なんて、ない。

「なんでそんなに自分を縛り付けちゃってるんだろ」 ふと我気づく瞬間ってのがあって、本当は別にだれも縛りつけてきてはいないのだけど、自分の偏屈な価値観か、視野の狭さのせいか、自ら魂の牢獄に幽閉し、身動きが取れない状態にしてしまう。そんな現象が、この身にも幾度となく起きる。 そのたびに自分の“囚われ”と向き合って、「自分で自分に許可をする」という儀式を行なっていく。この義を雑に行うもんなら、余計にがんじがらめで身動きが取れなくなっちゃうから注意を払いたい。 一番の問題は、自

歌詞の写経で「!」と「?」をインストール

移動そのものは日常の一部だとして、移動の前後はいまだに非日常である。東京と鳥取の行き来をし始めて、1週間ほどの東京滞在が終え、先週末に戻ってきた。戻ると同時にすぐワークショップや打ち合わせ、猫たちが荒らした家の片付けやらでダダダと時間が過ぎ去っていく。移動前後がもう少しなめらかになっていけば日常感があるのだけど、その調整間隔を行き来の中で掴んでいきたい。何事も、やりながら考える、でいきまっしょい。 そのついでに自分の習慣を見直していて、「昔はよくやってたけど今はやらなくなっ

やる気依存症

物事にやる気など必要ない。 いや、まぁそれだけだとやや乱暴すぎちゃうので言葉を添えると、やる気はあるに越したことはないけど、あってもなくてもどちらでもよくて、動かしたいことが動かせるのであればモーマンタイというニュアンス。 やる気に依存して生活すると、やる気がないこと自体を責める、というくだらないワンクッションが挟み込まれ、そもそもの動きが鈍ってしまう。であれば、やる気そのものから焦点をズラし、「もともとやる気を出して動かしたかったこと」に目を向けてみる。そいつを動かすに