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「学ぶ」を考える。お茶室でのこと。

この週末、NewsPicks NewSchoolのスペシャルプロジェクト「Creative GINZA」のDAY3を開催しました。
今回は銀座を飛び出して、横浜関内にある松村宗亮さんのお茶室SHUHALLYへ!

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まず広間に入ると情熱でとろけるようなハートの花入れに生けられた薔薇の花5本に迎えられます。
(5本のバラの花言葉を調べるとジーンとして涙が出そうになりました)

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障子に描かれたアートは光の差し込み加減でムードが変化する、和製ステンドグラスのよう。時間の移り変わりがドラマチックに感じられました。

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障子を開けると、マンションの1室とは思えない立派なお庭が広がります!

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非日常空間…。「少し見上げて庭の外の空間に目をやると葬儀場とラブホテルが見えて(関内ならでは!)、生と死に想いを馳せられる場所なんですよ」と松村さんの遊び心あるコメントも。

このお庭を通って、にじり口をくぐると、そこには宇宙空間のようなお茶室が。

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お床には、秀吉直筆のお手紙(「素敵な反物送ってくれてありがとう💕」と書かれているそう)、「NASA」の文字が入ったトム・サックスの花入れが飾られていました。
(DAY1では同じシリーズのお茶碗をご用意いただき、受講生の間でも話題に上ったので、今回関連したものとして飾ってくださいました)。
黒くて光る畳にピッタリで今にも飛び立ちそう。

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茶入れはウズラの卵を砕いて繊細な白いラインを描いた唐草模様の漆器、そしてお茶杓は織部。

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建水もこのタイミングにぴったりのハート型で、シックな空間の中で趣向が映えます。

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お菓子は今回も和菓子作家 坂本紫穂さん謹製、その名も「恋文」。
レモンピール入りで甘酸っぱい初恋の味がしました💕

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今回も、とりどりのお茶碗でお茶を振る舞ってくださった松村さん。
中でも、横浜の景色が描かれた真葛さんのお茶碗が印象的でした。お茶をいただく方は、グリーンの海の向こうにランドマークタワーやコスモスロックの景色を眺めながらお茶をいただける趣向。

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お茶って本当に楽しいなぁと、そのときめきを感じるとともに、初心者の私たちにわかりやすいお道具や設えで「講座」としての体験茶会を考え抜いてご用意くださっている松村さんのお心遣いに感激しました。

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リベラルアーツ関連の企画は、受講者がどこまでその意図を読み解けるか?が、1つの大きなキーだと思うのです。答えのあるビジネス講座と違って即効性のある「役に立つ」は見出しにくいかもしれないけれど、その分一生かけて学び考え続け人生の糧になる「意味のある」ことが詰まった時間であるはず。

この日は、ここまでのインプットを踏まえての皆さんからのプレゼンTimeとナビゲーターの山田五郎さんゲスト講師の松村さんからの講評Timeも実施。
色々なアイデアが出され、お二人が本気のフィードバックをしてくださる時間も貴重なものでした。

ここまでの内容が受講者のみなさんにどんな風に伝わったのかな?と、この後寄せられる感想やアウトプットが楽しみになっています。

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名残惜しいですが、松村さんの講座はこれにて終了。
次回からは、立川志の春師匠による落語を通じたコミュニケーション論がスタートします!こちらも楽しみ☺️

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最後の写真は、五郎さんと松村さんが「へうげもの」の顔はめパネルに挑戦した様子。ぴたりとハマってナチュラル・・・笑


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Creative GINZA with 東急プラザ銀座×Bunkamura
https://newschool.newspicks.com/overview40

東急プラザ銀座と渋谷の複合文化施設Bunkamuraが連携した文化イベント「TOKYU PLAZA Ginza × Bunkamura SPECIAL PROGRAM」。東急プラザ銀座が開業以来かかげる施設コンセプト、「Creative Japan 伝統×革新~世界は、ここから、おもしろくなる~」を体現する、音楽・伝統芸能・アート等のアーティストやジャンルを超えたコラボレーションを行うライブ・エキシビション施策。5年目となる今年度は、東急プラザ銀座7階にオープンした、ビジネスパーソンに強い支持を受けるプロジェクト型スクール、News Picks NewSchoolを新たなパートナーとして迎え、東急プラザ銀座ならではの新しい文化発信を目指します。

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