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INFJ のみんなへ㉒(読書の秋)

みなさん、こんにちは(*'ω'*)ノシ

すっかり秋になってきましたが、お元気してますか?

今回はそんな読書の秋ということで「おすすめの本(一部漫画)」がテーマです。以下のジャンル別に各2冊(海外文学原書は1冊)ずつ選ばせて頂きました。

① 心理・精神 ② 自己探求 ③ 自由奔放な女性 ④ ファンタジー ⑤ 時代物 ⑥ 戦争 ⑦ 国際情勢・国際協力 ⑧ 海外文学(原書)

筆者の好みでジャンルが偏っていて申し訳ないのですが、きっとINFJsには似た嗜好の方もいるかと思い、あえて偏ったままでお送りしてみます(; ・`д・´)9…汗

INFJsには本好きの方も多いと思います。「次は何を読もうかな~」と迷っている方がいたらぜひ参考にしてみてくださいね!

★★★★★

① 心理・精神

(; ・`д・´)9<登場人物の心理描写がすごい!

「こころ」:将来がはっきりと決まらない「わたし」が、ある日「先生」と出会う。その「先生」は何か暗い過去を持っているようで…。普通の人じゃ説明できないような複雑すぎる感情も、夏目漱石の手によって的確な言葉で表現されていきます。人間の深い心理描写が味わえる極上の一冊。INFJは悩み多きタイプですが、きっとその気持ちを整理するためのヒントが得られると思います。有名すぎて逆に読んでなかったという人がいたら急いで手に取って欲しいです!

「残酷な神が支配する」(漫画):第一回手塚治虫文化賞受賞作品。虐待の被害者、かつ殺人の加害者である主人公ジェルミを軸に、罪、愛、家族、再生を描く。心理学の要素がぎゅっと詰まったような傑作。ジェルミはINFJと言われていますので、きっと読んでいて彼に共感する人も多いと思います。
※虐待、暴力、性描写等が激しいので注意が必要です。(でもINFJsだったら、この話の深いところを理解してくれると思ってます(;´・ω・)特に中盤から後半が素晴らしいので、一度読み始めたら最終巻まで頑張って欲しい…。)

② 自己探求

(; ・`д・´)9<どちらも海外のベスト&ロングセラー!

「アルケミスト」:ブラジル文学。スペインの羊飼いである主人公は、ある日宝物の夢を見ます。そしてそれを探すため旅に出ることにしました。旅の途中で彼は何度も大事な選択を迫られます。果たして彼は何を選ぶのでしょうか…?ワクワクする冒険物語を通し、人生にとって大事なことは何かを教えてくれる一冊です。エキゾチックなスペインや北アフリカの情景も味わえます。

「四つの約束」:メキシコのシャーマンの家系に生まれた筆者が古代の知恵を紹介する一冊。ありのままの自分で生きるためにどうしたらいいのか?周りに振り回されずに生きるためにはどうしたらいいのか?という問いにヒントをくれます。少し抽象的で宗教的な内容も含まれますが、INFJsなら違和感なく受け入れることができると思います。

③ 自由奔放な女性

(; ・`д・´)9<常識なんて気にしない。好きに生きるわ!

「つゆのあとさき」:文豪、永井荷風のおすすめの一冊。主人公は華やかな銀座のカフェー(今でいうキャバレー)の女給。なのに彼女は何に対しても執着しない不思議な性格。良い服が破れても、家が粗末でも、男が来ても去っても気にならない。そんな彼女の周りで少しずつ事件が起こりはじめます…。大正から昭和になったばかりのあの時代、このような女性像を描くことは、きっと世間に大きな衝撃を与えることだったと思います。書かれた時代背景を考えながら読むと更に面白いです。

「アニマル・ロジック」:NYに暮らすアフロアメリカンの美しい女性、ヤスミンが主人公です。舞台が少し前のNYなので、差別や人種間の隔たりが今より存在していますが、彼女は全く気にしません。ただ自分の価値観で良いと思うものを選び、言いたいことを言って生きています。それでいて他人に対しとても優しいのが彼女の魅力。騒がしい「動物園」のようなNYで自由に生きるそんな彼女の話です。個性豊かな登場人物達も見どころです。

④ ファンタジー

(; ・`д・´)9<大人が楽しむ極上ファンタジー

「はてしない物語」:ドイツ文学。読んでいる本に吸い込まれた主人公が、その本の中にある滅亡寸前の国を救うため旅をします。ドイツの黒い森を感じさせる完璧に作り上げられた世界観が素晴らしいです。また、現代社会の問題を想像させるようなメタファーも沢山含まれているため、大人が読んでも興味深いと思います(というか、決して子供だけに向けて書かれた作品ではないと思います)。ファンタジー好きでまだ読んでいなければ、絶対読んでください!損はさせません。

「裏庭」:こちらは日本が舞台のファンタジー。主人公の女の子が、ある古びた洋館の鏡からファンタジー世界へ足を踏み入れます。一見したら冒険物語ですが、その裏に描かれているのは人が抱える孤独、心の問題、上手くいかない家族関係などです。語り口はさわやかですが、人生のダークな部分に焦点を当てた話になっています。いい意味でとても人間くさい、大人向けのファンタジーです。

⑤ 時代物

(; ・`д・´)9<真逆の性質の二冊。でもどちらもロマン溢れる感動作。

「燃えよ剣」:動乱の幕末を生きた新選組を描いた傑作。魅力的な登場人物達と、司馬遼太郎らしい勢いのある文体が魅力です。その物語のダイナミックさに、大志を抱くタイプであるINFJsも血が沸き立つと思います(手に汗握る…!)。とても読みやすく、登場人物達にも感情移入しやすいので「時代物はちょっと…」と嫌煙していた人にもおすすめです。

「蝉しぐれ」:燃えよ剣が「炎」としたら、こちらは「水」を感じさせる一冊。主人公は武士の家に生まれた文四郎です。瑞々しい初恋を経験し、仲間との友情を育んだ穏やかな少年期から、政治が絡んだ藩の事件に巻き込まれていく青年期を描きます。穏やかで優しく、それでいて意志の強い文四郎にきっと好感を持つと思います。その物語の面白さもさることながら、美しく描かれる日本の原風景の描写も楽しみの一つです。

⑥ 戦争

(; ・`д・´)9<戦争は終わっても、悲しみや苦しみは終わらない…

「太陽の子」:(※NHKのドラマではありません)主人公のふうちゃんのお父さんとお母さんは沖縄出身で、神戸で料理屋さんをやっています。そこに来る優しい大人達に囲まれて彼女はほのぼのと暮らしています。でも、ある時からお父さんの心が少しずつ壊れ始めて…。戦後の話のため戦争の描写は出てきませんが、戦争が終わっても壊れた社会や人の心は治ることはないのだということを感じさせる一冊です。

「朗読者」:ドイツ文学。こちらも第二次世界大戦後が舞台のお話です。15歳の主人公は年上の女の人と恋に落ちます。二人で会うたびに彼女は「何か本を朗読してよ!」と主人公に頼みます。ひっそりと逢瀬を重ねますが、ある日彼女は突然失踪してしまいました。彼女には人に言えない秘密があったのです。拭えない罪を抱えた女性と、その人を愛した男の子の悲しいお話です。世界中でベストセラーになり、映画化もされました。

⑦ 国際情勢・国際協力 

(; ・`д・´)9<国際情勢・国際協力の入門書に最適!

「Factfulness」: 教育、貧困、環境、エネルギー、人口など、今の世界の現状を最新のデータを基に解説していきます。ビジネス書の分野ですが難しくないのであっという間に読めてしまいます。ビルゲイツやオバマも薦める一冊です。自分の頭にある世界の姿は、もしかしたらすごく古い知識で出来ているかもしれません…。ちなみに本の中でクイズがあるのですが、私はチンパンジー以下の正答率でした( ;∀;)ひょー泣

「国をつくるという仕事」:開発途上国の経済成長を支える世界銀行で、地域担当副総裁を務めた筆者の経験をまとめた一冊です。難しい用語を使って業務を説明するのではなく、世界中の訪問先で起きたことを分かりやすい言葉で具体的に書いてくれています。国際協力の現場をリアルに想像することができるのでおすすめです。2009年刊行のため大分古いのですが、読みやすいので初めの一冊として良いと思います。

⑧ 海外文学(原書)※追記

(; ・`д・´)9<自分自身、そして人との関係について考えさせられる…

「A Little Life」:ニューヨークに住む4人の男性の20代後半から50~60代までを描いた小説です。主人公のJudeはINFJが共感できるポイントだらけの人間だと思います。実際は内向的だけど外向的な振舞も出来る。潔癖かつ完璧主義で自己嫌悪感が強い。近い人には深い愛情をもち献身的だが、秘密主義で心を閉ざしたまま。芸術や自然を愛し、抽象的なものに親しむ一方、合理的な構造や判断を好む…などなど例を挙げたら切りがありません。まるで自分のことが書かれているような気持ちになるかもしれません。

ただ、この本の中では、言葉に出来ないような辛い事(事件)が起こり続けます。興味があると思った方は、まず上記のAmazonで詳しいあらすじやコメントを読んで見て下さい。その上で、心の準備が出来ていると判断できた方のみ、読むことをおすすめします。

読んでいて苦しいのは事実ですが、もしかしたらINFJのあなたの心にぴったりはまる可能性があるかもしれません。そうしたら、きっとあなたの生涯でとても大切な本となると思います。736ページと長いため読み始めるのに覚悟が必要ですが、英語自体はすごく難しいというわけではありません。挑戦してみる価値はあると思います。少しずつ何か月もかけて読むというのもいいかもしれません。

( ゚Д゚)<読み始める方にちょっとしたアドバイスです。第一章「Lispenard Street」の3から物語が動き始めます(原書だとp.67です)。そこまではJude以外の3人の紹介になるので少し退屈に感じるかもしれません。頑張ってそこを乗り越えてください。そのあとは一気にJudeを中心に回り始めます!

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以上、今回は秋の読書におすすめの本を紹介いたしました~!

急に寒くなると体も壊しやすいので、暖かくして過ごしてくださいね(*'ω'*)人(*'ω'*)それでは~!

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