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料理好きにこそ聞いてほしい、食材を無駄にしない話。

料理に関する記事は今まで2本書きました。
どちらも読んでいただけましたか。まだですか。
では改めて、最近イタリア料理にハマっています。きっかけはYouTubeで日高良実シェフのリゾットの動画を見てからです。

その中で紹介されていますが、即席ブイヨンというのを作ります。動画でどんなものが入っていたかは忘れてしまいましたが、トマトの皮を入れると風味がつくという話は印象に残っています。それというのも、そんな微かな違いがわかるものか。
何度か即席ブイヨンを作っていますが、野菜がある程度の量があれば違いを感じます。冷凍庫にそれ用のタッパーを入れて蓄えておきます。
動画のリンクを貼りましたが、見ていられないほど忙しい人のために即席ブイヨンの簡単な説明をします。

ブイヨンのもと、うちではコンソメです。
その中に野菜をいれて簡単ブイヨンを作るというものです。
図で説明するとこんな感じ↓。

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食材はなんでもオッケーです。重要なポイントはどうしてもでる野菜の端材をつかうことです。例えば、人参やジャガイモの皮。私はこの皮の食感が残るのがどうしても苦手です。ただ、栄養がありますから勿体無いなとも思いながら捨てていました。キャベツの硬い芯の部分。ちなみに今の端材ストックはこんな感じ。

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じゃがいもの皮とパセリの茎の部分。この丸くて茶色いのはマッシュルームの柄の部分。少し硬そうだったので取り除きました。ただ、旨味が出てきそうですよね。これも即席ブイヨンに入れてしまおうと思います。初めての試みです。キノコ類を入れてなくても旨味が引き出せるのではないかと使う時が楽しみです。今までは捨てていたものが入ることで一ランクアップした料理に仕上がる。こんな素敵なことはないと思います。

イタリア料理でもこのような知恵がありますが、日本の和食にだって元来このような、無駄にしない知恵があったはずです。食料問題(後進国で)はあれど、捨てるに足るほど積み上げられたスーパーのラックに慣れた私たちに、無駄なく使う心が失われてしまったように思います。悲しい限りです。

食べ物に感謝する。残さず食べる。それが日本人が培ってきた、もったいないの精神ではなかったでしょうか。グローバル化はいいですが、大切なことがグローバルの波で失われてしまうことがないように。子供の世代に伝えたいものです。


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