見出し画像

【本】2024年3月に読んだ本

4月も半ばですが、3月に読んだ本。

ちなみに、今年の目標を4つに分けて3か月ごとチャレンジしているのですが、最初の3か月は「本についてアウトプットして本の仲間を増やす」でした。仲間はさておき、アウトプットは3か月できて、やり方もだんだんわかってきたので、今後も続けていきたいと思う。しゃっ!



①世界の一流は「雑談」で何を話しているか/ピュートル・フェリクス・グジバチ


雑談の「目的」は以下である。

・状況を確認する
・情報を伝える、得る
・信用を作る
・意思を決める

「目的」があることって救いだなと思う。

3月上旬に人とご飯に行く約束を多くしていて、その前に読んでみようっと思っていた。別にビジネスではないのだが。

相手が何を大切にしているのかが分かると関わり方(伝え方)をこちらも考えることができて、結果、互いの信用度は上がると感じる。あと、単純に話しやすくなったなと思う。


②スイートリトルライズ/江國香織

私もベッドの上でコーヒーが飲みたい。江國さんの本を読んだ後は、それが例え恋愛小説であっても、恋人が恋しくなるというより、「すん」と取り澄ました顔でいられるようになるから、恐ろしくて、そして、強くなれる気がする。


③夫婦・パートナー関係もそれでいい。/水島広子、細川貂々

夫婦や恋人同士に関わらず、支え合える関係(パートナー)はさまざまな形があるよね、と思わせてくれる本。

自分と相手の1番合う部分を取り出して、その関係性の数を増やして行って、パートナーズがいる(支え合える関係が多方面にある)という考えは、裏を返せば、「相手1人の全てが自分とマッチ=友だち、恋人etc」という考え方から柔軟になったな。友だちがいないと思うのもそのあたり。

特に私の場合は、パートナー関係がたくさんあって、今の自分がいろんな形で支えられているのだろうなあと思う。そのどれも私。

④8秒で心をつかむ接客術/大神加世子

お客様との接する時間が短い中でどうやって商品を勧めようかの目的で読み始める。

第一印象を良くして→スポットカンバセーションで親近感→よく観て・聴いて→8秒で商品を伝える

まずは、心の距離をいかにして縮めるかという初心にかえる気持ちと、ニーズをさぐって提案をするという点。お店で目標があると「お客様の役に立つ」というところがおざなりになりやすいなと思う。反省反省。

そして、メンバーに実践してもらうには、本人達にも問題点から目を向けてもらって一緒に解決策を考えるとより大きなパワーとなる。

心の距離の縮め方は従業員にも当てはまること。
お客様にはさっそく8秒キャッチコピー作ってやってみる。


⑤メンタル強め美女白川さんシリーズ


落ちまくって活字が無理な時に最適。バチバチに元気が出る。


⑤校閲ガール/宮木あや子


少しずつ活字が読めるようになった第二段階精神状態での元気注入。久しぶりに石原さとみのドラマも観た。ちょっと元気出てきた。

この時期、自分が落ちているのを相手に見せることを良しとしない時期で、でも、封じ込める!我慢!落ちちゃいけません!ではなくて、落ちたり、浮上したりする中で浮上するところだけ見せていた感じ。

正直自分がどうしたいのかよくわからなくて、とりあえず相手が望むように、こっちのほうが快適かしら?に自分で自分のことを修正できることはしようと思っていたのだけれど、その修正が相手に伝わった時点でそれは相手にとってしんどいものになるという一つの実験結果。(接客でお客様はそんなことないからねえ、難しいよねえ)

でも、最近、ちょっと自分が落ちた時に、落ちた自分に連絡したいという気持ちがやはりあって、連絡を取った時に(一応どうしてあなたに伝えているかの注釈付きで笑、どうしたらいいかわからんって思われるのがオチかと思って)寄り添ってくれる人がいて、そういうパターンもありなんだなと思っている。おうおう長くなっちゃったぜ。


⑥モヤ対談/花田菜々子

個々や、ある一定数の問題かと思うものを社会のレベルで捉えたり、あたりまえを疑ったり、それぞれの人に様々な背景や事情や立場があって今があること。できることできないこと。今考えていることで心がギュッとなっている人に、読んでほしいなと思う本。

だから大人が言っていることはあくまで個人の感想だよということは若い人たちにちゃんと教えてあげたいですね。___だから何が大事かというと、いろいろな成功例と失敗例を聞いて、自分には何が向いているかを選ぶ、その選ぶ力を育むことですよね。

ヨシタケシンスケ

《世界はあなたを傷つけないようにデザインされていない》というのが大前提で、そこを知っているか知らないかで受けるショックの量は全然違う。

ジェーン・スー

個人的に読みたいなと思った方々をメモ
・メレ山メレ子
・ひらりさ
・東畑開人
・大前粟生
・永井玲衣

⑦イノセント・デイズ/早見和真

お友達のおすすめ。このお方、私と違う系統をお読みなるから面白くて、昔、橘玲のタックスヘイヴンも教えて頂いてすごく面白かったことを覚えている。(宮部みゆきの火車的な一度は読んでおきたい世界観のセレクトが最高)

はたから見れば、多くある事件の1つかもしれないけれど、その犯人には、いろんな人が関わっていて、犯人以外にも背負うものがある人がいて、つまりは、決して1人だけが悪者ではないのではないかと思える。人生を通して何かを悔いたり、責任を背負わなければならなくなる自分の言葉や行動のことを思うと、ゾッとした。

⑧家族が「うつ」になって、不安なときに読む本/下園壮太 前田理香


うつのメカニズムから寄り添い方、寄り添う人のケアまで書いてある。

正直、うつの人との関係性は、ケースバイケースだから一概にこうした方がいいとも言えないし、罹患者ではなくて、まわりがどう思うとかを表明することって難しいことだと思っている。

だから、もし、こういう人がいたら、そっとこの本を教えてあげたいなと思った。読んだからって、すぐに何か解決することではないと思うし、長期戦だけれど。寄り添い方であったり、自己をケアするという方面で具体的に自分が救われる考え方を得ることができたし、(それを自分のものにするという段階には残念ながら至らなかったけど)こちらサイドだってケアが必要。

まあ、そもそも私が持っていた事象は、相手のうつの寛解具合もわからなかったし、そもそもの性格・体質の話なのか、私の未熟度合なのか、多分いろんなものが入り混じっていて、紐がぐちゃぐちゃで、もうようわからん!という状況で、この本を読んでいたので、あの時のあなたに合ってる?と言われると、おうう、となるけれど笑(でも渦中だとその類の言葉すら受け付けられなかったから、小説とかに平穏を求めるのでいっぱいいっぱいだったと思うのだよねえ)

私は終わってしまったけれど、もし、今後、そういう人を支えたいと思う人が現れたら。私自身やれることは、やりたかったし。自分のためにもなったかなと思っている。



この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?