ナイジェリア、レストラン、原罪、アートフォーム、未来の食
誤解を恐れずに言えば、僕はすべての飲食業が飲食サービス業や小売業である必要はないと思っている。
ナイジェリア駐在中、かつてない振れ幅のさまざまな食べ物を食べ歩いたことが、僕のうまいもの修業におけるコペルニクス的転回だったわけだが、そこで「美味しくて安全なものはもちろんだが、美味しくなくても、不味くても、時に人体に危険なものであっても、それによって自分が今いる世界をリアルに知覚することができるなら、それは口に入れて味わう価値がある」というアイディアが生まれた。そのアイディアと