#2000字のドラマ ここちよい朝のじかんと朝ごはん
だんご鼻のてっぺん、ホホがほんのりと温かくなってきた。黒一色だった視界にも、ぼんやりと暖色がさしてくる。
ゆっくりと眼をあける。無骨な鉄塔の建っているが並んでいる、ゆるやかな山脈から太陽がはい出しつつあるのが、日光をさえぎるものがない東の窓から見える。太陽の光を浴びながら起床するようになってから、まぶたが自然にあがるようになった。暗くしめきった部屋で、電子的な音を轟かせる時計に起こされるよりも。
パジャマを脱ぎ、Tシャツとジャージに着替える。布団を押入れに収納しながら、天