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白カビチーズに誘われて-ノルマンディーチーズ紀行-

9月後半からぐっと寒くなったフランス。朝は10度を下回る時もあり、秋を通り越して冬に入った感覚。

時差投稿になってしまいましたが、8月に学校の夏季休暇を使い、旅行に行ってきました。


場所はノルマンディー。
行きたい場所は色々あれど、チーズ関連の場所を調べると車がないと行くのに困難な場所が多く、バスで各所に移動可能なノルマンディーに向かうことに。

リヨンから乗り継ぎも含めて約6時間程電車を乗り継ぎし、Lisieuxという街へ。ここを拠点に旅をしました。
今回の投稿では訪れた中でも特に印象に残ったE.Graindorgeのチーズ工場について詳しく書いていきます。

E.Graindorgeは、リヴァロ、カマンベール、ポン・レヴェック、ヌシャテルを製造している工場。

Fromagerie GRAINDORGE 
42, rue Général-Leclerc 14140 LIVAROT 
Tél. 02 31 48 20 00
http://www.graindorge.fr/visiter-la-fromagerie/


Lisieuxからバスに乗りLivarotへ。バス停から工場までは歩いてすぐでした。

チーズのパッケージで作られた作品。


工場やチーズの歴史についての説明文。
生産者の方を特集したムービー。
このゾーンではチーズ製造の工程を見ることができます。
こうした一つ一つのデザインも可愛くてじっくり見てしまいます。
機械と人との共同作業。
チーズ製造に使用された道具の歴史を見られるコーナー
熟成庫のゾーン
たくさんのチーズたち。
種類、熟成期間、大きさごとに分類されています。

歴代のチーズのパッケージ。こうしたヴィンテージものを見られるのも面白い。
加工や包装のゾーン
一つ一つ点検や包装をしていきます。
配送の車も製造されている4種のチーズ柄。

工場ではチーズの歴史を知ることができるだけでなく、実際に工場でどのようにチーズが作られ加工されているのか見ることができたり、ビデオで牧場のチーズ生産者の方のお話を聞けたりとすごく貴重で楽しい時間でした。
工場と一言に言っても、展示の仕方やチーズの情報をいかにしてうまく表現するかなど工夫していると感じましたし、何時間いても飽きない素晴らしい空間でした。
興味深くてじっくり見てしまい、気がついたら3時間ほど滞在しておりました。笑


終わりにはカマンベールもお土産に。本当はもっと色々購入したかったのですが、まだこの時は真夏で暑かったことと移動時間が長かったので最小限におさえました。

美しい景色とまずは撮影。
中の包みも会社のロゴが入っていたりと凝ったつくりになっています。
バスの待ち時間が長かったので持参したバケットとピクニック気分で少しいただきました。


肉厚で熟成のしっかりされた香りの良いカマンベール。本場ながらのクオリティを感じました。


そのあとはヴィムティエという街へ移動し、カマンベール博物館へ。博物館は想像以上に小さく展示もほんの少しで、先程の工場に比べるとインパクトは薄かったけれど可愛らしかったです。

街の中心には牛の銅像が。
カマンベールをつくった有名なマリー•アレル像


本当はカマンベール村にも行きたかったのですが街に一件だけあるタクシー会社も観光案内所も夏季休業中だったことや現在見学できる牧場がなかったので断念。


タクシーもですが、バスも1日に数本しかないので地方都市はやはり移動の面が大変だなと感じました。
しかし、チーズのことをたっぷり知れ、よりその魅力に引き込まれた幸せなひとときとなりました。


チーズについて学べたことはもちろん、今回初めてフランスを一人で旅したことで言語やフランスの土地を知るという意味でも勉強になりました。
せっかくフランスにいるので、これからも時間を見つけて様々な場所に行きたいと感じました。

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