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卒業と学び

 そろそろ卒業式のシーズンだ。藤井風くんの曲「旅路」は、卒業式に似あうと思う。
 特に好きな部分は
〜この宇宙が教室なら
 隣同士学びは続く〜
という部分。
 学校を卒業したら、「勉強」は終わりになると思っていた。でも、その後も学ばなければいけなくなったり、知りたいことができて自ら学んだりすることがあると知った。年を重ねるにつれ、何でも分かったような気になっているが、まだまだ知らないことだらけの自分を恥ずかしく思うことも多い。勉強というのは、してないようでしているものでもある。
 風くんの「学び」は、人生についての学び。人類みな同じ。どれだけ違ってみえる人でも、同じ人間で、日々学んでいるのだと教えてくれているかのようだ。「隣同士」の所に、暖かい気持ちが見える。進んだ環境の違いで、身につけた学びは人それぞれだろうけど、どんな瞬間も、どの場面でも、生きている今について、考えながら人々は生きているのだろう。
 一生懸命な人たちに、そして自分に、あたたかい気持ちを贈りたい。卒業で一旦区切りをつけることはできるけど、学びは途中で区切れないと思っている。自分が生き続ける限り、学ぶことを楽しんでいきたい。

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