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人生の片手間に〜エッセイガッサイ➃笑いとは何か?「浦安鉄筋家族」と「稲中卓球部」で学んだ2つの笑いの違い

どうも、シンスケです!

私の人生において、お笑いの礎となったマンガ本が2冊ある。

それは

「浦安鉄筋家族」と「行け!稲中卓球部」だ

まず浦安鉄筋家族は、小学生の頃に友達が「これめっちゃ面白いよ」と言って1巻〜3巻を貸してくれた。
早速、家に帰りコミックのページをめくると、そこには強烈すぎるキャラクター達が見開きいっぱい所狭しと、私の眼球をめがけてギャグをたたみ込んできた。

私は腹がちぎれる程、というよりも、ちぎれた



それ以来、小学校の帰り道では「ランドセル持ちジャンケン」や「このブロック塀から落ちたら海だよゲーム」「その破壊力に悶絶した44カンチョー」その他いろいろ・・・プロレス技も覚えたな

リアル「浦安」が始まったのだ。


次に「行け!稲中卓球部」は、これも小学生の頃になる。
修学旅行にてバスの前に乗っていた同級生が、「兄ちゃんから借りて来た」といって私に見せてくれた。

まず第一印象は、

「何これ!?えっろ」

後ろに座る女子の目を気にしながらコソコソ読んだのを今でも鮮明に覚えている。

一言でいうと「エロ面白い」

月日は流れて稲中の存在も忘れていた頃、正月の集まりでいとこの家へ行った時の事だ。到着するなり遊んでもらおうと階段を駆け上がり、お姉ちゃんの部屋に入った。そこにお姉ちゃんの姿は無かったが、あるモノが目に留まる。

稲中だ!


ベッドの枕元に並べられた稲中は、私めがけて誘惑して来る。

思わず手に取り、確認作業に入った。

やっぱりエロ面白い


まるでエロ本でも読んでいるかの様に、反射的に壁を背にしながら夢中になる。

「シンくん何ば読みよると?」

いとこのお姉ちゃんの声に気が付いた時には、私はコータ君状態だった。(3巻に登場した田中の友達)

ドゥーーーン!ドゥーーーン!!


さて、この「浦安鉄筋家族」と「行け!稲中卓球部」の笑いには全く違うタイプの笑いがある。

それは、

主観的に『面白い』か『楽しい』か


という事だ。

「浦安鉄筋家族」・・・ウンコちんこ的なくだらなく幼稚な笑い=「面白い」
「行け!稲中卓球部」・・・エロや侮辱、差別といった人の性を逆撫でした笑い=「楽しい」


一見似たような言葉だが、調べてみるとその意味に違いがあった。

面白い・・・頭で興味深いと感じて目の前が明るくなる程、心惹かれる様子
楽しい・・・心がワクワクして、満ち足りていて愉快な気持ち

とある。

確かに、頭から発信する「面白い」と心から発信する「楽しい」には決定的な違いがあると思う。

頭から発信された面白い・・・能動的で瞬発力があり表面的な笑い。その記憶は相手の頭に残り続ける。
心から発信された楽しい・・・受動的で持久力があり深層的な笑い。その記憶は相手の心に残り続ける。


確かに幼少期は特に深い物事を考えずに、この「面白い」笑いを好む。
一方、思春期になるにつれて色々と物事を考える度に、この「楽しい」がちらつく。

実際、良くも悪くも能動的に友達とじゃれ合った笑いは記録として頭に残っているが、受動的にイジられた笑いは記憶として心に刻まれる。

「面白い」と「楽しい」にはバランスが必要だ


面白いだけでは幼稚だと思われ、楽しいだけの奴はきっと嫌われるだろう。

また、「面白い」と「楽しい」を混同した笑いも、イジメにつながる。

理想なのは、丁度良いバランスをした『工場哀歌 バレーボーイズ』の様な笑いだ。

きっと、そういう笑いが周りにいる人達を笑顔にして、やがて大きな影響力をあたえるのだろう。

笑いとは何か?

答え:「面白い」と「楽しい」のバランス


因みにお酒を飲んで気持ちよくなれば、この「面白い」と「楽しい」を同時に味わう事ができる(笑)

最後に


今回初めて私の記事を読まれた方は、この様な『言葉の意味』を少しでも沢山の方々と共有したく発信してまいります。

特に、30代子育て同世代の方々が笑ったり、時には共感しあったり一つの影響力となればと思います。是非フォローお願い致します。

人生に余白を。

改めて、ご一読ありがとうございました。


 









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