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二股に分かれた道だった。敦は私が後ろから追いかけてくると思っていただろう。だけど私は、敦…
久しぶりとカチンときた。 滌(でき)と深夜に電話をしていたときのことだ。 「環くんは人に依…
自分の律儀さがいけなかったのかな、と絶望を抱えた。 「もう連絡すんな」と文字が並んだガラ…
1月末の月曜日。 友達の佳(よし)が働いている美容院に行った。 佳とはこの美容院で、美容師…
先日、後輩から誘われて、大学時代に所属していた男子バレーボール部の練習に行くことにした。…
「お〜い!!!!戸田隆〜!!!!」 中学校の下校時間。 校門を出ると、中学校の隣にある民…
「ははははは」 学食から聞こえる笑い声は、嫌だという気持ちを通り越して、恐怖の対象だった。 私は2010年、第一志望の大学に合格し大学生となった。 将来就きたい仕事のマスコミに関する勉強ができるうえ、部活のレベルも自分にあっていた。 期待を胸に小田急線に乗り込んだ。 オリエンテーションなど一通りのイベントが終わり、部活で初めての春リーグが中盤を迎えたころ、徐々に自分の違和感に気づき始めた。 「お~環!」 「お疲れ!元気?」 「バイト漬けでつらいわ。全然勉強していない」
「坂本環さ〜ん。あれ、おかしいな」 きっと私の顔は引きつっていた。瞳に宿っていた光はみる…
小説「スロウハイツの神様」(辻村深月著、講談社)にこんな一節がある。 現在は親友であ…
2020年12月末、新宿三丁目にある24時間営業の中華料理店。 東京に帰ってきて1ヶ月…
初めて大型ロックフェスに行ったのは、2012年夏のロックインジャパンフェスだった。東京…