ライブってやつは

僕は大きいライブとかほとんど行かないのだけど
それは「音楽を聴きに行くものではない」
という意識があるから

このあたりは絶対的なものでもないから難しいが
今はライブも音響のクオリティがだいたいどこも同じで
どこいっても同じような音が出せる

なんていうか、音響とかで決められた音質みたいなのはあまり必要なくて
その時に限られた条件で出せる音みたいなのが本当にライブなんじゃないかと思う

何万人って人が来るライブ会場で爆音で音楽聴くなら、家でしっかり聴きたいよってなるんだよな
ステージに米粒みたいに見えるアーティストのスピーカーから流れてくる音楽なんか聴きたいか?
絶対、MCとか雰囲気とか音楽以外の要素で楽しい気持ちになってるだろ?
ようするに、音楽の価値だけじゃないよねって話
ライブを否定はしてないよ、念のため
ライブとしてはそれでいいんだから

少人数でアンプとか音響とかいらないくらいのライブの方がすごくいい
距離感が近くて
モノにもよるけどさ

質感が感じられるギリギリの感じとか
行かないと聴けない音響とか
そういうモノがあってほしい

昔僕がエレクトロニカとか電子音響音楽とかやってた時
ライブしてくださいってオファーをもらうたびに
「再生ボタン押すだけなんだけどなぁ」ってなってたよね
正直なところ(笑)

大切なことなので、もう一回言います
ライブを否定してるわけではありません(笑)
なんだろう、存在意義的な話?

「今日さぁ、アンプの調子悪くてさ、生でやってくれる?」
みたいな感じでよくね?
まぁ、それだとバンドはできないけど(笑)

昨年末、大学でロボット工学だかAIを教えている先生から
「ロボットと音楽についてどうお考えですか?」
という大変ざっくりすぎる質問を受けたわけだけど

クラシック音楽以降、音楽は完璧な演奏を求めて進んできた
しかし、今の時代その求めていた完璧さはたやすくコンピュータで再現できる

結局のところ、音楽に求められているのは人間味
言ってみればヒューマンエラーこそが音楽を音楽たらしめている
あー、なんて難しい言い回しなんだ

いいこと言っているようでぼやっとしてて確信をついていないぞ(笑)
なんだろう、「味」ってやつ?

完璧を求めて練習した結果出ている「音」
微妙なニュアンスで外している音程やリズム
実はそういうものが良さなんじゃないかと思う

その人の声がいいとかはわかりやすい
演奏なんかでも、同じ曲でも演奏する人によって
全然違う
実は、コンピュータを使った音楽でもその人らしさは
でるんだけどね

だったら、大きいライブだっていいじゃないか!
って言われそうだけど、、
うーん、なんか違う(笑)

でも、それはそれで楽しいけどね

イベントととしてのあり方ではなくて
音楽としてその時にしか聴けない一過性のものを求めているということだよ
ワトソン君

今日はこれくらいでいいか
僕の好きなバイオリニスト、イツァーク・パールマンの演奏貼っとこ

テクニックだけではない
なにかがあるなぁ

そうして、Youtubeで聴くのである
レコードされたモノは2回目以降は一過性ではないが
その瞬間を閉じ込めることができるのだよ

いいわけー(笑)


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シェケナベイベ!
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曲作ったり、音を使ってなんかしたり、ギター弾いたり音楽教えたり。音楽ってなんなのさ?という問いかけを続ける自堕落人間。音楽を中心に考えや疑問について書いてます。奥野音楽研究所代表。https://www.overtone-music.com/
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