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師匠と弟子と宗教と

何事にも師弟関係みたいなものはある

伝統芸能のようなはっきりとしたものだけではなくて、尊敬する人から教えを乞えば師弟関係と言ってよいと思う

健全な師弟関係について考える

健全な師弟関係というのは、やはり最終的に師匠と対等に話ができるところまでいけるかどうかだと考える

映画や漫画などでよく「超える」みたいな描き方がされることもあるけど
別に上下をつけるわけではない

もちろん、はじめは色々なことを師匠から吸収していくわけだが
最終的には自分の色みたいなものが出て、師匠との違いを出していく
教わるばかりだったところから意見ができるようになって、自分の考えをぶつけて自分のやり方で答えも出せる

そんな感じか

尊敬の念を忘れてはならない
まぁ、人間と人間のことだから色々あるけどさ

僕にも師匠がいる
尊敬して止まないし、いまだに超えることのできない大きな山として存在する
音楽のいろはを教えてくれた方で、この人の教えが僕の根底にあることは間違いない

当時、師匠は常に
「僕の持っている情報をあくまで君たちに伝えているだけだから、自分に必要なものを取捨選択すればよい」と言い続けていた

の割に、相当色々な情報を頂いたと思うのだが、先生としても出来すぎた人である

しかし、そんな師匠とは全く違うジャンルで活動をしている
時々ご厄介になるわけだが、その度にかけてくださる言葉には涙が出そうになる

対等というにはまだ時間はかかるだろうが、僕は僕なりの道を歩いている

ちなみに学生時代
いわゆるゼミという形式で先生につくわけだが、学内においてはこれも一応師匠ということになるのだが、僕は学内で決められた先生を師匠と思ったことはない

今思うと学ぶべきところはたくさんあったように思うが、そこは若気の至ということで、、

変わって宗教の話である

宗教も教えを説くものだと思うのだが、これはヒエラルキーを作るという絶対的な目的が存在する

師匠と対等なんてとんでもない、師匠が死ぬときに次の師匠が指名される
こうやってみると、宗教だけではない話だということがわかる

ようするに会員ビジネスなのだ

師匠の教えは絶対だし、曲げてはならない
意見しようものなら吊し上げられるわけだ

とんでもない話である

世の中の宗教っぽいと感じるものは、結局のところ宗教なのではなくて
ヒエラルキーの構築と会員ビジネスという点にある

もちろん、生きていくにはお金は大事なので仕方のないこともあるだろう

しかし、本当に世のため人のためならお金取らずに教えて広めたらいいじゃない
そう考えるとYouTuberなんてよっぽど健全だと思える

資格ビジネスにしてもそう
更新料とかいるの??的な

まぁ、よくわからんがオトナノジジョーってのがあるのだろう

物事に対していわゆる「対価」というものは当然だと思うが
それ以上の人の懐を狙うようなことはしたくないなぁ

と思うのである

学生時代、これ以上ないほどに衝撃を受けた師匠の作品を貼っておこう

なんだか最近よくメディアで見かけるしにぎわせている師匠
この人の背中は遠いなぁ

師匠からたくさんのものをもらったけど、こっちがお金払ったことないぜ
迷惑もいっぱいかけたのに

音楽においても宗教っぽくなることはよくある
絶対的カリスマみたいな

でも、みんな唯一無二なんだから
胸張って行こうぜ

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