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ベジ向け韓国風チヂミを食す

上新粉が手に入った。

目的は白玉を作って、白玉ぜんざいを作ることだったのでGoogleで上新粉・レシピ・白玉のキーワードで調べてみた。もちろん白玉の作り方は上位に表示されてきたのだが、熾烈な争いをくぐり抜けたマラソン走者ごとく圏外コースからチヂミのレシピが登場してきた。

おっと、これは意外なハプニング!

写真が美味しそうだったので、ついついクリックして中身をチェックしてみると驚くことにチヂミって上新粉を使うらしい。知らんかった。あの外はパリパリ、中はもっちり感の秘密はこんなところにあったのか。あまりの無知に自嘲する。アハハハハ。

そういえば居酒屋に行くともっとも厄介者扱いとしてディスられ、イジられ、揶揄されるベジタリアンの私が選べる数少ないメニューの一品であることを思い出した。

ふむ、これならベジ・チヂミを作れるのではなかろうか。幸い冷蔵庫にはニラがある。にんじんもある。木綿豆腐もある。ネギも、だ。よし役者が揃っているようだ。

で、さっそく試してみた。


作る前の小さな心の準備

結論からいうと、腰抜けるほど簡単であった。何これ?ホットケーキミックスの元を買ってきて、牛乳と卵いれて、混ぜ合わせて焼くのと労力比は大差ない。

包丁とまな板を使うこと、野菜を洗って切ることさえ厭わなければ。そして、美味しいタレで食べたいという野望があれば十分である。

韓国人のおばちゃんがやってるキューピー3分クッキングみたいな動画も参考としてチラ見した受け売りなのだが、韓国では「あぁ、今日は料理するの面倒だし、天気も悪くなりそうだし、冷蔵庫にあるものを全部切って混ぜてチヂミにすっかー」的なノリで作るらしい。真偽のほどは不明。

でも、今日の私はそんな気分であったので即採用。

ベジタリアン仕様韓国風チヂミ

材料(25cmフライパンにデカ2枚分くらい)

・ニラひとたば(3cmくらいに切る)

・全粒粉(小麦粉らしいのだが我が家にはないのでコレで代用)山盛り大さじ5くらい

・上新粉(大さじ山盛り2杯半くらい、もっちり好きなら小麦粉と上新粉の割合を1:1にしてもいいんじゃない)

・好きな具材(にんじん、木綿豆腐、ネギ)を熱が通りやすい大きさに切る。細切りでも、サイコロでもなんでもカンケーない。

・水(テキトー、とろりとするまで。昆布だし水でもいい)

・塩ひとつまみ

タレ

・醤油(大さじ3くらい?テキトー)

・酢(どんなやつでもいい。醤油よりちょっと少なめ)

・砂糖(小さじ1くらい)

・コチジャン(あれば小さじ1、なければ七味唐辛子でも大丈夫)

・炒りごま


作り方

1。全粒粉、上新粉をボールに入れて、水を少しずつ注ぎながら良い加減にしておく。昆布だしや塩とかもここでいれとく。

2。野菜と豆腐を切って、にんじん以外を全部ボールに入れて混ぜとく。

3。タレ作っとく。(材料を全部小さな鍋に入れて、ぐるぐる回しながらジュワーっとひと煮たちしたら出来上がり。所要時間1分)

4。フライパンにごま油を結構多めに入れる。

5。にんじん投入。ちょっと焼く。

6。ボールに混ぜといたやつをお玉で2回、3回くらいをにんじんの上にのせる。

7。形が崩れないくらいまで広げて、中火で数分焼く。油が少ないとひっつくので、ごま油はケチらずに入れるのがコツ。

8。下面にいい焼き色が付いてきたら、ひっくり返す。端っこにごま油をさらにひとたらし。じゅわじゅわ音を立てていくチヂミにうっとりする瞬間。

9。慌てずに、両面を綺麗に焼いてお皿に入れる。

10。タレにつけて、食す。

今回は初めてnote用にフードフォトを撮影。結構美味しそうに撮れた。使用したアプリはfoodieってやつ。これは優秀な方。

勇気がなくてパリッパリにすることが出来ずにひっくり返して、お皿に持ってしまったのだが後2分くらい辛抱すればパリパリは可能だったであろう。黒い焼き色がつくのが怖くて出来なかった。今回のパリパリ度は10点中7点。まぁ、初めてにしては上出来であろう。

でも豆腐のおかげで、中はもっちりしていて最高に美味であった。

ベジタリアンなら、この簡単レシピは定番メニューに入れておきたい。



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