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みずいろ みずのよ みずの緒(お)



答えはすべてみずからの内にあるって、言葉もそうなのかもしれない。
いまほんとうに自分に必要な言葉やその言葉から発せられる周波数、心地よさ気持ちよさ。ぜんぶ身体が知っている。身体の感応で知覚できる。

「みずのよ」と題したこの言葉の群れ。
身体を徹底的にリラックスさせて頭もからっぽにして降りてきた言葉やイメージを、まったくちからを込めず、スッスッと心地よく感応するまま配した、めちゃめちゃ私的な祝詞(のりと)的詩篇なんだけど(笑)
我ながらこの身を浄化する作用凄くてすっごい気に入ってる🌿🌿🌿

やっぱいちばんしっくり来る言葉ゆえか黙読だけでも作用凄いのに、声に出して音読するとさらに強くざああああ…っと心地よいさざなみが全身を走って、物凄くこの身が洗われて浄化されるのがわかるの。
間をあけて試しても同じなの凄いなあ…。好きな言葉ってそれだけで物凄い言霊のちからを持つのね。

まあその、言葉が好きすぎて、わずか一語でも果ての果てまで陶酔しまくれる体質というのも多分に影響してると思うけど(笑)
(例えば「円環」という言葉。何日も何日もそれにまつわるイメージを想起して楽しんで味わい尽くせる。いいよねえ…円環♡めちゃめちゃロマンの塊みたいな言葉だ♡笑)

つかこれ。折口先生オマージュ♪や造語含めてぜんぶ大好きな言葉な中、とくに音(おん)の並びや音読時の舌ざわりまで気持ちいのは、

汝が名に及(シ)く沈透(シヅ)きたる。
吾が内海に沈透けるままに。
(ナガナニ、シク、シヅキタル)
(アガウミニ、シヅケル、ママニ)

神さびてくるくる廻りおる。
幾何の螺鈿細工なる。

だな。
おそらく私にはサシスセソとザジズゼゾの発語に特化して反応をしめす受容体があるようで、なかでも沈透くと神さびてくるくる~幾何の螺鈿細工~…は際立って彼方からぞわぞわが訪れて気持ちい。

汝が名はもちろん滝本さんね💕💕💕
何度でも言うけど滝本さんのお名前「滝本晃司」めちゃめちゃ美しくて綺麗で大好き(泣)
名そのものがひかりと水の言霊のちからにみちてて…しかも美しき竜まで棲んでる。本当にいい名前だなあって。その名前を見てその名前を口にするだけで心地よい風が吹き抜けるの。

沈透くも凄く凄く大好きな古語だし。アゲハはまさに美しく沈透く曲だし…
何より「沈透く」という水性の古語自体が物凄く浄化とか祓いきよめの中心になってる感じで、滝本さんのみずいろを聴きつつこの言葉の群れを口にしてみると、さらに渦巻くみたくざあああああ…っと綺麗な流れが生まれてくの。

◎拙ブログ記事「まどらかにふっくらとあたたまる音楽の幸せ*20200315」脚注より
ameblo.jp/okuno-hi23888/ #みづのへ抄

「 水底(ミナソコ)に、うつそみの面わ 沈透(シヅ)き見ゆ。来む世も、我の 寂しくあらむ
(釈迢空/折口信夫『海やまのあひだ』所収)

この折口の歌の「沈透く」という美しき古語を頂点に、つめたく透明に世界に残響し続ける寂しさが、私は本当に本当に好きだ。沈透くは①水底に沈んで透けて見える②水面に映って見えるというふたつの意味をやどす万葉からの古語で、折口もアゲハもまっすぐ①に属するが、

この沈透くこそ、私のいとしくてやまないアゲハという曲を形容するのにふさわしすぎる言葉であることに、いまさらながらもの凄い実感と体感をもって腑に落ちたことが心の底からうれしい。そう、アゲハはあの主旋律と間奏のアルペジオを基軸に、どこまでもどこまでも美しく透明に沈透いていく曲なのだ」


沈透く。沈透く。沈透く。シヅク。…
この、限りなく美しい水性の古語。
この言葉が音(おん)をまとって成立してゆく正確な起源はわからないけど、私自身の感応と共感覚の帰結として、この世でもっともいとしきそのひとの存在と表現のすべてをやどした美しき水なる音楽みずいろと、

「沈透く」なる水の言葉をコアとした私の那辺より降りてきた言葉たちのコードが、かちっと結び合い共鳴して融合して底知れぬ浄化のそれを生み出す。水なるコードの共振共鳴というか…。
固有の水と水が手をのべて結び合い融け合いあらたな水の集合体と化して、美しき渦を生み螺旋のうねりを生む。

そう。渦と螺旋。先日2020年10月3日の滝本さんマンダラ2のみずいろを繰り返し聴いてて気づいた。
あのみずいろの金色の響音のアルペジオは天から降下する綺羅の驟雨の垂直性だけでなく、きらめくひかりをおびた美しき水の渦というか、アルペジオの形態そのものに美しく円を描くような規則性があって、

その円が1拍ごとに小気味よく生まれていくリズム。それらが連結してみずみずしく螺旋構造をつくり、きらやかに黄金のひかりをたたえて旋回する遠心のうねりとなって、美しき水なる周波を世界へと波及させてゆく。起点としての水の環(わ)。まばゆき螺旋状の水の環。

あるいは遠浅のうみなかに身をひたし水底から海面を見上げたときの、ゆらめく鏡面に広がりゆく波紋。その、生まれては消えてゆく無数のひかりの軌跡が、きらきら乱反射するみずいろのアルペジオの響音のゆらぎと重なり、久遠に透明にうみなかの時間の中を沈透き続ける。

さらにはその規則性のリズムがギャロップの蹄の音というか。
ふいに映像イメージとして斬り込まれてきたのは、降りしく驟雨の中、きらきら水飛沫をあげ一頭の美しき白馬が疾走する姿で。

すなわち。ただひとりのそのひとに向けその先へその先へと沛然と夏の雨の中に身を焦がし疾走する白馬の姿こそ、烈しく君を乞うぼくのいまひとつの化身ではないか、と。
きりきりと切迫する熱情のアルペジオそのままに。

いとしきひとのいとしき歌のいとしき音の何もかもを、ほとばしる血潮のごとく封じこめたみずなるいのち。
それが極限まで高められた曲がみずいろであり、いまここに生きる歌なるひと滝本晃司さんのすべてを、こんなにも熱く猛くみずみずしく輝かせるべく最新の時空において結晶させた曲なのだと。

みずいろって切なさのみならず、音とイメージの進行と動線がめちゃめちゃ綺麗にポリフォニックに交錯して面白いんだよなあ…
私だけに埋め込まれたコードかもしれないけど、いとしきひとから及ぶいとしさのすべて。みずからおぎ寄せた言葉に心地よく纏わせこの身体に幸せの波として広げていけるしあわせ。

ああでも滝本さんの新しい曲。これが歌いたいんだ…!!!!!と心から欲して生まれた曲。
私のこの身体に許された時間の中であとどれくらい聴けるだろう。まだまだたくさん聴きたいし出逢いたい。1曲でも多くこの身にいとしく染み込ませて生きたい。そう想えること自体ほんとうにしあわせなことね🌼🌼🌼

そうなの。朝ははらぺこを起点に、少しだけの歌、真昼の月、星がいっぱい、静かな出来事と5曲もの新曲お披露目の瞬間に直で立ち会わせて頂けたうえ、その場に立ち会えずとも、最新曲みずいろからはここまでありったけに愛(かな)しゃる言葉を書き綴れるほどいとしさとしあわせとよろこびを頂戴している。
自分最大値に言葉を書きまくれてしあわせ💕💕💕>みずいろ

ともあれ。そんな感じで…!
頭からっぽにして言葉降ろすアソビ、なんとなく気分でやってみたけど。
頭も身体も心地よく浄化されて炎症の波もやわらぐし、滝本さんの音楽に共振共鳴させて味わい尽くすの超絶に透過されて気持ちいいので、またそんな感じの気分になったらやってみ~ようっと☺️☺️☺️🌿🌿🌿




わああああああい💕💕💕
またひとつ言葉残せてうれしい~~~ϵ( ≧Θ≦ )϶ϵ( ≧Θ≦ )϶ϵ( ≧Θ≦ )϶💕💕💕💕💕

私は私の言葉が果ての果てまで好き。
言葉は私を生かしむるいのち。
もっともいとしきそのひとを語る言葉ならなおさら。み~んな大切に大切に抱きしめて抱きしめて最後の最後までいとしく言葉を敷きつめてこの身体で生きてくの。

あっ!そうそう!
「汝が声に帰せるみずのへにありて」の、
汝が声もももちろん滝本さんで~すϵ( ≧Θ≦ )϶💗💗💗






(2020年10月30日ツイートに加筆)



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