見出し画像

エビ中と僕。

僕のプロフィールでもぼそっと書いているのですが、私立恵比寿中学(以下、エビ中)というアイドルグループがいまして、僕はそのアイドルグループのいわゆる「オタク」をしております。
今日はそのエビ中と僕の話をしたいと思います。

恋に落ちる音は、学校のチャイムだった。

そもそも僕がエビ中にハマったのは、たまたま見かけた下の画像がきっかけです。

画像1

かわいいでしょ?
写真の美女(松野莉奈さん)に一目惚れしたんです。

それからエビ中の出ていたTV番組などを見返したんですが、その美しさと内面の純粋さのギャップもますます僕を惹きつけていく要因の一つでした。
それから楽曲などを聴き始めました。

エビ中オタクになったのは、ちょうど社会人になりたてくらいの時期でした。
毎日の仕事が辛く、常に辞めたいと思うような地獄の日々に彼女たちの曲を聞くことで折れそうな心が支えられていたんですね。
いまさらですが多分鬱でした。笑
彼女たちを思うと、鬱を乗り越えるほどのセロトニンがドクドク出てたわけです。(単純ですね)

まるで思春期のように

僕は在宅というオタクでした。
(在宅:ライブや接触イベントなどには行かずにCDを聴いたりライブDVDを観たり、自宅で応援するオタク)
もちろんライブには行きたかったし、2ショット撮影会だって行きたいなぁと思っていました。
クラスにもいたと思うんですが、好きな女子を遠くから眺めることしかできない男子、そんなウブな少年だったわけです。(当時24歳)
でもホントは、お金もないし、チケットとっても仕事で行けるかはわからないしなぁと。「いつか行ければいい」という保守的な側面の方が強かったのが事実でした。

そんな折、贅沢にもエビ中のメンバーの中にもう一人好きな子ができたわけです。
その2推しを紹介します。
(2推し:1番じゃないけど2番目に好きなアイドル)

画像2

左が松野莉奈さん、右が2推しの安本彩花ちゃんです。
このふたりはグループの中でもとても仲良しでした。
改めて見るとこの画像、非常に心拍数の上がる画像です。

推しが二人もいて、そんな二人を中心としたエビ中の楽曲を聴いていた僕は、毎日エビ中に支えられていたわけです。

変わる。

ただ残念ながら、松野莉奈さんはもうこの世にはいらっしゃいません。
2017年2月8日に急逝してしまいました。
享年18歳です。

在宅だった僕は、一度もライブに行かなかったこと、接触に行かなかったことを非常に悔いました。
お金がないことを言い訳に、時間がないことを言い訳に、僕は大切な機会を失っていた事に、それが失われてから初めて、気付かされました。
今まで祖父が亡くなっても、気にしなかったものです。

今では松野莉奈さんとの出会いは、僕の人生にとって非常に大きな出来事となっています。
どうやら人に訪れるチャンスはそれ一回しかないようです。
同じようなものに見えても同じじゃない。
アイドルに限らず、人との出会い、何気ない親との会話、徒然に過ぎゆく毎日、そのすべてが、自分にとっての最後となりうる可能性を秘めています。
きっと誰もがその事実知っていながら、他人事のように無視してきたことを、僕は初めて自分事にしたのです。

それからは、なるべく都内近郊のライブには行くようにしています。
もちろん財布との相談はありますが、15秒×n回の握手のために購入したCDも自宅にたくさんあります。(CD欲しい人はコメントください!)
彼女たち、今年で結成10周年なので、みなさんもぜひ、ちょっとでいいので気にかけてあげてください。

エビ中は非常に歌唱力に定評があります。
下の動画は、ツアー中に椎名林檎さんの曲をカバーした生歌ですが、とりあえずこれを聴いて「エビ中って歌がうまいんだなぁ」という感情をいだいていただければ今日は大丈夫です。
嘘、本題はこれからなのでもうちょっと読んで!



オタクのエネルギーを野望に向ける

さて、多分ここからやっと本題なんですが、
現状の、僕とエビ中の…というか安本彩花さんとの関わり方を語りたいと思います。



松野莉奈さんの件があってから、安本彩花さんがラジオで語ったことがあります。

"正直、こんなこと思っちゃいけないけど、”こんなに辛いなら、人生を終わらせちゃいたいな”って思った時もあったんです。
でも、莉奈の代わりにはなれないけど、莉奈の分も人生を最後まで頑張らないといけないなぁって思って"
"莉奈も最後まで頑張ったから天国に行ったと思うし、自分も最後まで人生を頑張って、最後、莉奈に会った時に自分の人生をプレゼントしてあげたいって思うんです。
私の楽しい人生の小説を莉奈に再会した時にプレゼントして
『彩ちゃん、良い人生送ったね!すごい楽しいお話じゃん!』って言ってもらえるような人生にしようって思って頑張っています!"
出展:未来の鍵を握る学校 SCHOOL OF LOCK! 生放送教室

これを知って、僕はどうやったら彼女、安本彩花さんを応援できるのだろうと考えました。

もちろん、ライブに行くこと、グッズを買うこと、CDを買うこと、人に勧めること。そういうことはできる。

でも、そうじゃない。

僕だからこそできる応援。

僕の人生を賭してできる応援。

僕の人生を支えてくれた彼女が良い人生を送るために、そういう応援をしたいと思いました。



安本彩花さんの夢は「女優」です。

だから、僕は自分の夢を「映像監督になって彼女の主演の作品を作る」こととしました。


もちろん、彼女を知るより先にこの業界に入ったので、映像監督になりたいと言うのは薄々ありました。
ただそれが確固たる野望を持ったものに発達したのはそういった事情がありました。

ただ単に、彼女たちと仕事ができればいいとかではありません。
適当な映像監督になったのなら、適当な映像で彼女を撮ることはできるかもしれませんがそうではなく、僕自身も「力のある何者」かにならないと、彼女を本当の意味で応援したことにはならないと考えています。

監督として彼女を女優の作品を作るのか、プロデューサーとしてなのか、その辺の細かいところは実際わかりません。
ただ力を持った何者かにはなりたいなと。
30歳になったら諦めるとか、子供ができたら忘れるとか、そういうものでもないと思っています。


明日という日も、明後日という日も、おそらくほぼ確実に存在しているでしょう。
これだけ宣わっておきながら、ありきたりの毎日の一つとして、どこか徒然に過ごしてしまうかもしれません。
でも、できる限り頑張ります。
監督としてスタートするにはちょっと遅いですが、とりあえず2年後、30歳になる前に具体的な目標を立ててクリアしてみますかね。
(この目標はまた別の機会に)

とりあえず僕はこの世界で、今日も安本彩花さんという目標があるから頑張れています。

(おわり)

いただいたお金は、書籍購入など自己投資に使わせていただきます!